4月15・16日の二夜連続で放送されるスペシャルドラマ「女の勲章」(フジテレビ系)のポスタービジュアルが公開された。主演の松嶋菜々子(43)がまさにスペシャルにふさわしい装いを見せているが、そこにはワケがあるようで‥‥。
無数の白いバラに囲まれた松嶋は、クリスチャン・ディオールのシフォンドレスを身にまとい、挑発的に染めた真っ赤な唇と、どこか冷淡な目でこちらを見ている。そして、シースルーのキャミソール型ドレスの胸元は大きく開き、モロ出しの谷間がのぞけるほど。つい、松嶋の“本気度”を感じてしまうが、
「ドラマは『白い巨塔』などで知られる故・山崎豊子さんによる同名小説が原作です。松嶋が演じるのは、戦後、ファッションデザイナーとして成り上がった主人公で、3人の女弟子と1人の男を巡り、女たちの欲望うずまく愛憎劇となります」(テレビ誌ライター)
とはいえ、これまでの松嶋といえば、「濡れ場解禁」がささやかれては肩透かしだったが、今回は違うのだろうか。
「谷間まで披露したことに“決意”を感じますね。松嶋は11年に、最高視聴率40%を出したドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)の主演以降、1本150万円と言われたギャラを倍の300万円要求するようになり、オファーが激減しました。その時期に、電話で売り込みをかけて旧知のフジの幹部に救ってもらった恩があるだけに、凋落著しいフジで一肌脱ぐことになったと言われます」(ドラマ制作関係者)
昨年、そのフジで主演を務めた「営業部長 吉良奈津子」が平均視聴率7.05%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と大惨敗しているだけに、期するものがあるのだろう。
ところで、近年は家庭優先で単発のドラマぐらいしか出演していなかった松嶋だが、昨年は夏と秋の2クール続けて連ドラの主演を務め、バリバリと精力的に働きだしたのである。
まるで「相棒」(テレビ朝日系)の降板が取りざたされる夫・反町隆史に代わって一家の大黒柱を買って出ているようだ。
というのも、今年で13歳と10歳になる娘たちの成長に投資を惜しんでいないからだという。事情を知るスタイリストが話す。
「娘さんたちの教育資金を蓄えたいと考えているんです。2人を幼少期から有名バレエ教室に通わせていますが、いずれは世界最高峰と言われるイギリスの名門バレエスクールへ留学させたいんです。生活費などを含め、留学にかかる費用は年間一人あたり約600万円。留学準備のため、現在は月5万円ほどの英語塾にも通わせているといいます」
また、こんな思惑も──。
「実は松嶋さん、独身時代から『短期でいいから、海外で暮らしてみたい』と言っていました。娘さんが留学となれば、自分も遊びに行って一緒に滞在できますからね」(前出・スタイリスト)
大胆な谷間出しと、その働きっぷりは“母の勲章”といったところか。