かつてはCM女王として所属事務所の稼ぎ頭だったベッキーも、いよいよ後輩に道を譲るのか。事務所の後輩でお笑い芸人のカズレーザーが次々と大抜擢を受け、業界の注目を浴びているのである。テレビ誌のライターがその背景をひも解く。
「カズレーザーは4月4日にスタートした『絶対!カズレーザー』で初の冠番組をゲット。芸歴5年目での抜擢は出世頭と言えます。しかも4月19日スタートのバラエティ番組『良かれと思って!』(フジテレビ系)では、芸歴25年の劇団ひとり、同22年のバカリズム、同11年のハライチ・澤部佑らと共にMCに就任。この顔ぶれと横並びになること自体、異例の大抜擢と言えるでしょう」
芸歴を考えると異例の出世ぶりを見せるカズレーザー。しかし大先輩のベッキーは10社ものCMに出演し、年間数億円を稼いでいた大物だ。いくら旬の芸人とはいえ、その域に達するのは無理ではないだろうか。その点について前出のテレビ誌ライターはこう指摘する。
「確かに彼はCM向きではないかもしれませんが、番組の司会者には絶好のキャラを持っています。有名大学出身で頭の回転が速いところはくりぃむしちゅーの上田晋也に重なりますし、イケメンぶりではチュートリアル徳井義実のように女子ウケもバッチリ。しかも派手な見た目とは裏腹に礼儀正しい面もあり、先輩芸能人から可愛がられるタイプです。今後はブレイク時の有吉弘行さながらに司会業が舞い込むかもしれませんよ」
バラエティ番組ではひな壇芸人やゲストがもらえるギャラはたかが知れているが、司会者となれば話は別。年間で見ればCM出演に匹敵するギャラが期待できる。そのうち、カズレーザーの冠番組にベッキーがゲスト出演するという逆転現象も珍しくなくなるのかもしれない。
(金田麻有)