社会

「ほうじ茶」がブーム!秘密は高い健康効果が期待できる「香り成分」だった

 八十八夜が過ぎ、新茶の季節。今、ほうじ茶が人気を集めている。

 ペットボトル入りのほうじ茶の売り上げが増加しているばかりか、コンビニやカフェなどでは「ほうじ茶ラテ」が売り切れ続出なのだともいうし、調味料にほうじ茶を使ったラーメンや「ほうじ茶」をイメージした香水まで登場している。

 “体によさそうだから” と健康志向の女性を中心に人気が広がっているのだ。

 そもそもほうじ茶とは煎茶や番茶を赤茶色に変わるまで強い火で焙って作られるもの。フードコンサルタントの中川久美子管理栄養士が言う。

「茶葉には200種類とも300種類とも言われる香り成分が含まれている。しかし弱くて微妙。それが焙煎することで独特な香りが強められる。この香り成分に健康効果の期待があり、これが人気の元でしょう」

 もともとお茶にはポリフェノールが豊富に含まれ、健康に良いことは知られているが、ほうじ茶はこれに香り成分が加わるので、健康効果は高まるのだとか。

 そしてこの香り成分の中でも「青葉アルコール」「リナロール」「ゲラニオール」「ピラジン」にはリラックス効果が期待でき、疲労回復や鎮静、血圧降下、抗不安作用がある。

 中でもほうじ茶の特徴が「ピラジン」。これは火入れで生まれる香り成分で、ほうじ茶を作る過程の「焙煎」によって豊富になるという。

 この効果を引き出すためには「ほうじ茶」は熱湯で淹れるのがコツ。高温で淹れるためカフェインが飛ばされるので1日中いつでも何杯でも飲める。

「がん予防から美肌効果やアンチエイジング効果、ダイエット効果なども期待できる」(前出・中川さん)

 煎茶に比べ、価格がリーズナブルなのもいい。

(谷川渓)

カテゴリー: 社会   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    「男の人からこの匂いがしたら、私、惚れちゃいます!」 弥生みづきが絶賛!ひと塗りで女性を翻弄させる魅惑の香水がヤバイ…!

    Sponsored

    4月からの新生活もスタートし、若い社員たちも入社する季節だが、「いい歳なのに長年彼女がいない」「人生で一回くらいはセカンドパートナーが欲しい」「妻に魅力を感じなくなり、娘からはそっぽを向かれている」といった事情から、キャバクラ通いやマッチン…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    今永昇太「メジャー30球団でトップ」快投続きで新人王どころか「歴史的快挙」の現実味

    カブス・今永昇太が今季、歴史的快挙を成し遂げるのかもしれないと、話題になり始めている。今永は現地5月1日のメッツ戦(シティ・フィールド)に先発登板し、7回3安打7奪三振の快投。開幕から無傷の5連勝を飾った。防御率は0.78となり、試合終了時…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
ラモス瑠偉「W杯惨敗サッカー日本代表コキ下ろし」に抗議電話15万5000件/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」
2
「趣味でUber Eats配達員をやってる」オードリー若林正恭に「必死の生活者」が感じること
3
「キスしてる?」質問にフジテレビ・井上清華が衝撃「赤面もじもじ返答」の「まさか!」
4
桑田真澄に「偉業を全て盗まれた」同級生の元バッテリー捕手が明かす「ほとんど完全試合」時代
5
落合博満が「何の連絡もない」と困惑する「中日OB戦オファー事件」の舞台裏