7月28日放送のNHK「あさイチ」の「プレミアムトーク」コーナーに生出演した米倉涼子。
NHKにも関わらず、番組はこの秋から新シリーズの放送が決定した「ドクターX」(テレビ朝日系)一色の中身。共演する岸部一徳、鈴木浩介、勝村政信、さらには「ドクターX」の女性プロデューサーまでが登場した。
中でも、米倉が父のように慕うという岸部が、
「この人に出会えてよかった。僕は70歳を過ぎすでに第4コーナーを回っているが、この人に出会えていなかったらつまらない役者人生だった。この人のおかげで楽しくなれた」
と、VTRでメッセージを送ると、ホロリと目を潤ませ、涙もろい一面を披露する一幕まであった。
そして、番組最後の視聴者からの質問に答えるコーナーで、
「米倉さんにとって一番の幸せとは何ですか?」
という質問を受けた時である。「ドクターX」でおなじみの決めゼリフ「私、失敗しないので」よろしく明快に答えるのかと思いきや、
「…難しすぎます、私には」
と、「失敗しない」女とは思えない歯切れの悪さだったのだ。すかさず司会の井ノ原快彦が、
「ブロードウェイの舞台で拍手をもらうとか」
と助け舟を出したが、
「そういうのはちょっと違うかな」
と真顔になると、
「今、幸せを探してます」
と言い切るのが精一杯だった。
「ストレートすぎる質問に戸惑い、一緒に出演していた芦田愛菜に『何が幸せ?』と振っていました。愛菜ちゃんは『本が読めれば幸せ』とサラッとかわしていましたが、米倉が答えに窮する様子からは一度結婚生活に失敗し、サバサバしているように見えても、いま一つ私生活が充実していないようにも思える複雑な心情が見え隠れしていましたね」(芸能デスク)
一日も早く「一番の幸せ」が見つかることを願うばかりだ。