日本テレビが8月26~27日に放送する「24時間テレビ」のチャリティーマラソンランナーを巡り、その人選が紛糾している。番組側では「ランナーは当日発表」と濁しており、ブルゾンちえみやサンシャイン池崎といった芸人が「私の出番!」とばかりにアピールを続けているが、実際には局アナから選ばれる可能性が高いというのだ。
「最も可能性が高いと言われているのは水卜麻美アナ。ぽっちゃりキャラの彼女ならマラソン挑戦でダイエットするという大義名分もありますし、10月から『スッキリ!!』のMCに就任することで、番組側が強調している『走る理由がある人』にも該当します」(芸能ライター)
ところが水卜アナなど局アナの起用に対しては、社内からの大反対が起こりかねないというのだ。テレビ局では昨今コンプライアンス重視が叫ばれており、人事部やアナウンス部が難色を示すはずだと、テレビ誌のライターが内情をささやく。
「問題なのは局アナは正社員だということ。マラソンという過酷な競技に強制参加させることが不当な業務命令だとして、監督官庁からの指導が入る恐れもあります。これでヒザを傷めて歩けなくなったり、熱中症で卒倒でもしたら、番組の責任者が業務上過失致傷を問われる可能性すらあるでしょう」
これまでも東京マラソンに局アナが参加する例もあったが、市民ランナーが数多く挑戦する通常のマラソンと、100キロにおよぶチャリティーマラソンでは過酷さが段違いなのは明らか。会社から100キロマラソンを命じられるなど、想像するだけでも身震いしてしまいそうだ。
(金田麻有)