テレビ朝日系で放送されている朝の情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」が、前身である「モーニングバード」をリニューアルしスタートしてから2年。「とくダネ!」(フジテレビ系)や「スッキリ!!」(日本テレビ系)と熾烈な視聴率競争を繰り広げている中、不穏な話題が聞こえてきた。
同番組について「最近、“番組解体の危機”とまで言われている懸念材料があるんですよ」と語るのは同局関係者。それは「出演者間の確執」だという。
「金曜コメンテーターの長嶋一茂さんとレギュラーコメンテーターでテレ朝社員の玉川徹さんが笑えないぐらい険悪なんです。実際、その険悪さから、一茂さんの『問題発言』が飛び出してしまいました」
一茂氏の「問題発言」は9月15日放送回のエンディング時に漏らした「(プロ野球・広島、ソフトバンクがマジック1の時に)北朝鮮のミサイルごときでギャーギャー言うな」というもの。「一茂さんは、ちょっと興奮冷めやらぬカッカした口調でした。この発言だけを取り上げると一茂さんがいきなりひどいことを言ったように思えるんですが、実は局内では『玉川さんの責任』があるんじゃないかという見方も強いなんです」
なぜ玉川氏に非があるのだろうか?前出の局関係者が続ける。
「実は一茂さんの発言が飛び出す前に、玉川さんが一茂に対して“極めて失礼”な発言をしていたんです」
それは、北朝鮮のミサイル問題について一茂が話す中で、飛び出した。この日は番組開始直前に北朝鮮がミサイルを発射し、Jアラートが鳴ったことで、番組全体をほぼこの問題について専門家を招き議論する構成になっていたのだが、
「一茂さんは大真面目に『Jアラートが鳴った時、どういう気持ちでいたらいいのか』と話そうとしていたんですが、玉川さんが『そのオツムで?』とつぶやいたように聞こえる瞬間があったんです。『そのオムツ…』とも聞こえますが、いずれにせよ、その吐き捨てるような口調から、一茂さんに対する暴言だとネット上で騒がれた。もし本当にそう言ったか、一茂さんが、そういうふうに受け取ったということであれば、『ギャーギャー言うな』発言もしかたないのかなと思ってしまいますよ。以前から一茂さんの発言中に玉川さんが見下したような態度をとることが多々あって、それは誰に対しても言いたいことをズケズケ言う玉川さんのキャラでもありますが、自制を求めさせるべきとの意見が内部でも出ているんです」
今後、番組サイドが何らかの措置を講じるのか気になるところである。
(白川健一)