まさに有言実行の女! その生き様、ファンが応援したくなるのも無理はない。
元AKB48で現在ソロ歌手の高橋みなみが去る9月25日、初の全国ツアー「高橋みなみ 2017ライブハウスツアー~たかみなについて行きます reborn~」公演を赤坂BLITZで締めくくった。
高橋は「全国ツアーは(昨年4月に)AKB48を卒業してから絶対にやりたいことの一番でした…こうやって走り抜けて、最終日に元気いっぱいの高橋みなみでステージに立つことができたのは、みなさんのおかげだと思ってます」と、感慨深そうに語る場面もあった。
会場のファンから〈これからもたかみなについていきます!!〉と書かれたボードが掲げられると、高橋は号泣。「何があっても、ちゃんとみんなの前に立っていられるように頑張ります」と宣言している。
「この日の動員数は1400人ですが、収容数7万人超えの日産スタジアムをAKB時代に満員にしたのを知る人からすれば、物足りなさを感じるかもしれません。とはいえ、AKBグループが続々輩出する卒業生のうち女優やタレントとして生き残れるのは一握りであることや、自分が元AKBの所属だけにアイドル歌手のイメージが強く、ソロでの成功が困難なことは高橋が一番よくわかっているはず。そんな中で、AKB時代の名言『努力は必ず報われると、 私、高橋みなみはこの人生をもって証明します』の有言実行を目指して活動中ということでしょう」(アイドル誌ライター)
その涙の決意表明はしっかりファンの心に届き「さすがたかみなだな」「この人の人間性は好きだな」「決して天狗にならないところがすごい」「尚更応援したくなった」といった喜びの声がネットには上がっている。
「昨年5月放送の生放送音楽番組『うたコン』(NHK)で、歌声が安定せず、歌唱力を残念がる声があがったり、AKB卒業が、TBSの情報番組に扱われた際には、芸能デスクに『ホントはやりたいのは歌手でソロで歌いたいという気持ちはあるんでしょうけど、ちょっとね…ソロで行くと、お歌があまりお上手ではないですからね』なんて酷評されたこともありました。一方でコンサートでの仕切りは評価されていたことなどで、タレントに専念する道や選抜総選挙でのスピーチが絶賛されたこともあり、政界進出を期待する声までありました。そんな中でも自分の信念を貫き通す意志の強さは高橋らしいですよ」(前出・アイドル誌ライター)
あの大所帯の総監督を務めた高橋だけにその背中に憧れを持つ後輩たちも多いことは言うまでもない。そんな後輩たちの道しるべになるような、「名声」だけでなく「大きな器」を持った女性に成長してほしいものだ。
(石田安竹)