芸能人の「経営者デビュー」が相次いでいる。
9月5日、山田孝之が会見を開き、IT企業「ミーアンドスターズ株式会社」の設立と取締役就任を発表。
さらに9月27日には柴咲コウが昨年11月に設立されたIT企業「レトロワグラース社」代表取締役を務めていると「週刊文春」が報道した。
いずれも本格的な経営への参入で、これまでの芸能人像を覆す活動だが、ビジネス界からはこんな意見が──。
「好感度の高い芸能人が会社の顔になることは企業としてはいいことづくめですね」と語るのは経営コンサルタントだ。
「知名度による広告効果を見込めるだけでなく、優秀なビジネスパートナーも見つけやすい。柴咲さんの会社は株式上場を目指す方針だと報じられましたが、“柴咲コウの会社”という話題性で上場時の株価高騰は想像に難くありません」
芸能人による経営者デビューのメリットを語る同氏は、ビジネス界での“とある噂”を口にする。
「山田さん、柴咲さん以上に経営の才覚を持っているであろう人がお笑い芸人の中にいて、以前から『いつか本格的に経営者デビューするんじゃないか』と言われているんですよ」
いったい、その芸人とは?
「トレンディエンジェルの斎藤司さんです。彼は芸人になる前は楽天で働いていたんです。アルバイトながら社員より好成績を上げていたようです。今後、彼に『経営者デビュー』を期待する声は多いですね」(前出・経営コンサルタント)
芸能人で相次ぐ「経営者デビュー」。“斎藤社長”の誕生なるか。
(白川健一)