10月22日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)で、番組MCの東野幸治が志村けんにまつわる定番の行動とその理由について明かしていた。
この日の番組では、米ハリウッドの大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタイン氏が過去30年にわたり複数の女優たちに悪質なハラスメント行為を行っていた問題を取り上げた。
その流れで話は日本のテレビ業界での同様の問題について話はシフト。ここで、東野は芸能界のハラスメントといえば多くの人が頭をよぎるであろう“大御所”志村のエピソードを紹介。
東野によれば、志村は同局の「志村けんのバカ殿様」撮影でカメラがオフの時には、共演しているアイドルのヒップなどを触ると説明。ある意味イメージ通りな感じだが、そうした行為をする理由については「『やめてよ!』という空気を(作る)。志村けんって偉いから、あがめてしまうから。『同じ目線で本番でもツッコんでもらうように』って本人がおっしゃってたんですよ」と、志村本人の思いを明かし、わざとそうした行為をすることで現場の空気がよくなると説明した。
これにスタジオの武田鉄矢は「オレもそうだわ」と、一定の理解を示したが、一方で松本人志は「(東野に対して)全然、フォローになってないよ! それはどうかな~ ボクはないわ~」と、志村にまつわる“深イイ話”風エピソードに納得していなかった様子だった。
ネット上でも、「いやいや、本当に嫌がってる人もいるでしょ」「『やめてよ!』っていう空気を作るって、やめて欲しいわけじゃん」「スケベおじさんの言い分だろ」と、肯定的な意見は見受けられなかった。
「志村がその行為をスケベ心なしにやっていたとはやはり思えませんよね。それで実際現場の空気が良くなっているとしても、志村の誕生日会には橋本マナミや森下悠里といった美女に囲まれることが恒例となっていることなども、あまりいい印象がもたれていませんね。特に志村が可愛がっていたといわれる優香との親密すぎる関係も疑われていましたし、良かれと思っての優しい行動でも中には迷惑している女性もいるんじゃないでしょうか」(エンタメ誌ライター)
そういえば、みのもんたにも2013年に「朝ズバッ!」(TBS系)放送中に、同局の吉田明世アナのヒップを触った疑惑があった。その吉田アナが昨年結婚を発表した時には「あなたを女性にしたのは私ですから、ハハハ。よかったねぇ」と週刊誌のインタビュー上で祝辞を送っていたが、同じぐらいの違和感を東野が明かした志村の「論理」に覚えるのは筆者だけではないだろう。
(本多ヒロシ)