11月21日放送の「トーキングフルーツ」(フジテレビ系)に出演した女優の小池栄子。実家がパチンコ店だったため、小さい頃から“その日暮らし”をしている人を見て育ち、「明日はどうなるんだろう」と感じるおじさんが自分にチョコレートをくれたりした経験から、「人の優しさに触れた。人が好きになった」と語った。
さらに、現在はドラマや映画、舞台に女優として活躍しているが、グラビア出身でバラエティ番組に多く出演していたことから「グラビア系女優」「バラエティ系女優」といった色眼鏡で見られることに腹を立てていたことがあったと明かした。
「小池は『主演舞台の代表作がほしい』と語っていましたが、これは彼女の本音以外の何物でもないでしょう。山口智子や鈴木京香、綾瀬はるかや倉科カナなども、女優としてブレイクする前にはグラビアの仕事をしていましたが、今ではそんな過去を持ち出されずに『生粋の女優』として世間に受け入れられています。しかし小池はグラビアでの人気があまりに高く、同じようにバラエティ番組での功績が高かったことから、いまだに『生粋の女優』としては見てもらえないのが現実なんです。舞台で主演を張った女優は、出来栄えがどうであれ『一人前の女優』とみなされる昨今の芸能界において、小池の願いは自身の苦悩を晴らす唯一の手段であり心の中の叫びなのかもしれません」(女性誌記者)
確かに「小池の代表作は何?」と問われると答えに窮するのも事実。しかし、今では大女優と呼ばれる三田佳子も演技力を評価されたのは43歳。84年公開の映画「Wの悲劇」で、主演の薬師丸ひろ子を支えたことで現在の地位があるのだから、小池も焦らず地に足を着けて、いろいろなキャラクターを演じ続けてほしい。