2月12日、平昌五輪入りした羽生結弦選手の練習が公開され、世界から注目を集めた。
「羽生選手はゆっくりと確かめるように滑ると、後半ではジャンプのタイミングを確認しながら流しているようでした。何種類もの1回転ジャンプを試したあと、最後にトリプルアクセルジャンプを跳んでみせ、練習場を後にしました。これにより、ケガは問題なしとの報道が一気に広がりました」(スポーツライター)
解説者の織田信成は、違う観点からも羽生選手の復調ぶりを指摘している。
「織田は、スケーティングをしている羽生選手の様子を見て『安心した』と語っていました。羽生選手はリンクに入ってくると、左回りに滑ったあと、右回りでも流したのですが、左右の差がまったくなかったというのです。つまり、ケガをした右足が問題なく使えているからこそ、どちらも同じようにスケーティングができているのだ、というのです」(前出・スポーツライター)
重心のかかるジャンプの出来も大事なら、長い時間滑るスケーティングで左右の違和感がないことも、ケガの回復を量るうえでは大事というわけだ。迫る本番。ぜひとも万全の態勢で輝かしい復活劇を見せてほしい。
(芝公子)