政治

米軍内での「金正恩暗殺計画」はここまで進んでいる!

20160407d

 3月7日に開始された韓国での米韓合同軍事演習は、4月30日まで行われる。これに対して北朝鮮は、3月21日にミサイルやロケット弾を5発発射して威嚇、猛反発の姿勢を崩さない。それもそのはず、米軍内では「金正恩暗殺計画」が進められ、しかもそれを「公表」するという異常事態が起きているからだ。

 米軍は沖縄駐留の4500人を含む7000人以上。韓国軍は3000人以上。合計1万1000人超の兵士が投入された過去最大規模の演習というだけでも、十分に北朝鮮と金正恩第一書記(33)を刺激するものだ。北朝鮮の軍事情勢に詳しいジャーナリストが明かす。

「今回、米軍の『作戦行動計画5015』が採用されている。この作戦コードの『50』は『朝鮮半島』を意味します。これまで『5027』という作戦行動計画がありましたが、これは北朝鮮軍の南進に対する対応作戦だった。今回の『15』は『核承認者の排除』を意味します。すなわち、核爆弾のスイッチを押せる金正恩を抹殺する、という暗殺決行のサインにほかなりません。これまで『コード15』はウサマ・ビン・ラディンやジハーディ(聖戦士)・ジョンと呼ばれた男に対して使用され、成功しました。イラクのフセイン元大統領の時は成功には至らず、全面戦争に持ち込んでいます」

 こうした暗殺計画は通常、表に出ることはなく、「標的」に事前に知られることもありえない。ジャーナリストが続ける。

「ところが今回、米軍はこの作戦の発動を公表し、北朝鮮および金正恩はその事実を把握することになった。米軍内では独裁者暗殺に向けての具体的な動きが綿密に練られ、一部はすでに実行に移されているとの情報もあります。『ジョン』の処刑時と同様、無人戦闘機が使用される可能性もあるでしょう」

 米軍による公然たる宣戦布告。そして具体的な手法。暗殺計画はここまで進んでいるのだ。

 では金正恩暗殺によって北朝鮮で何が起こるのか。

「北朝鮮を追われ、現在は中国に亡命中の金正男(44)をトップに据えるのです。彼は中国政府の大物政治家と密接な関係にあり、まさに中国べったり。友好国であるはずの中国にすら牙を剥く金正恩とは違う。中国は儒教文化圏で、長男が家督を継ぐことが当然という認識があります。金正男を北朝鮮に戻すことで、あらゆる面で中国の支援を取りつけ、関係を強固なものにする狙いがあります。そして北朝鮮内には今もなお、金正男に忠誠を誓うグループがかなりあるのです」(外信部デスク)

 実は今回の米軍の作戦以前に、北朝鮮国内ではすでに金正恩暗殺の動きがあった。13年に金正恩の側近であり叔父に当たる張成沢が銃殺処刑されたが、

「暗殺計画が発覚したからです。張氏は金正恩を殺し、金正男を代わりに迎えるつもりでした。昨年12月、交通事故死したと伝えられた金養建統一戦線部長も、同じ計画を実行しようとしていた。それが発覚し、自動車事故を装い粛清されることになったのです。交通量の少ない道路での、非常に不自然な事故でした」(前出・ジャーナリスト)

 さらに、今年2月に処刑された李永吉総参謀長も、3人目の刺客として動いていたとされる。

 今回の米軍による「5015」作戦は、そうした北朝鮮国内での動きを具現化するものとなりうるのだ。

 オバマ大統領は来年1月に任期を終えるが、

「当然ながら、任期終了前に、歴史に残る大政策を成し遂げようと試みます。それがキューバとの国交回復に加え、北朝鮮工作なのです」(前出・外信部デスク)

 激突の行方やいかに。

カテゴリー: 政治   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治と工藤公康の「配球批判」にエンゼルス菊池雄星が「怒りのガチ反論」どっちが「喝!」か
2
個性派すぎるバツイチ同士の俳優カップル「同棲生活」の今後
3
佐々木朗希「開幕第2戦先発」に暗雲!ガッカリ球速がロバーツ監督のテンションを下げた
4
「2時間15分ちょっとで走れると思う」瀬古利彦が明かした「日本最速女子マラソンランナー」の名前
5
【サッカー日本代表秘話】先輩を呼び捨てにする中田英寿に「ムカついた」井原正巳の「変人操縦法」