11月26日の全国ツアー最終公演で、モーニング娘。’14を卒業したリーダーの道重さゆみ(25)。その直前、24日放送の「痛快! 明石家電視台」(MBS)に出演したが、グループ卒業後は芸能活動を無期限休養することを表明した。
司会の明石家さんまに、卒業後の予定を聞かれて「今後はまだ考え中」と強調した道重。「正直さみしい。今は辞めたくないと思ってます」と、揺れる思いを吐露した。道重は9月に始まったツアーの初日公演では、
「モーニング娘。に私の人生全てをかけてきたつもりです。(加入からの)この12年、私はモーニング娘。としてやり切ったと思っています」と、満足げな表情で卒業を発表。続けて芸能活動休業を宣言したため、客席は大きくどよめいたが、道重は、続けて、こうも語ったのだ。
「休業って言うと、皆さんちょっと大げさに感じてしまうかもしれないですけど、ちょっとお仕事をお休みさせていただいて、心と体をリフレッシュして、今後の自分のことについてゆっくりと考えていこうと思っています」
一転、「明石家──」で垣間見せた苦悩にも思える心情。実は、背景に「完全引退」も十分考えられる深刻な状況があるという。明かすのは、さる芸能ライターだ。
「道重はもともと気の弱いタイプで運動も苦手。自宅のベッドで過ごすのが至福の時間というものぐさタイプ。ベッドの上で食事したり、パソコンを叩いたりゴロゴロしているのが大好きな面倒臭がり屋。それがグループ在籍日数が長いというだけで、新人の世話を焼く教育係を命じられたり、率先してみんなを引っ張っていくリーダーに任命されたりしてきた。自分の能力以上の頑張りと責任を負わされ、周囲が考える以上の強いストレスに苦しめられていたんです」
事実、ブログで「毎日、吐きそうになるぐらい、緊張とプレッシャーの連続でした」ともつづっている。
「自分で自分の眉毛を抜いてしまう心の病にかかったり、体調不良からくる激ヤセに悩まされたりもした。『背中の上のほうとかお腹の上の方に赤いプチプチ? ができてなんかずっと痛くってリハーサルで汗かいたら余計痛くって』とも告白しています。帯状疱疹にも悩まされており、満身創痍のSOS状態だった。治療方法はただ一つ。ストレスの原因を取り除くことしかない。道重にとっては、モー娘をやめることが一番の早道だった。引退してしまえば、劇的によくなることがわかっているから、ソロ活動について明言してこなかったんです」(前出・芸能ライター)
実際、さんまには女優業やソロ転向の可能性についても、「演技は苦手だし、歌もダメ。リズム感がなくてリズムが取れないんですよね」と、首を横に振って否定しているのだ。
プライベートで一番したいことについて、顔がむくみやすいために食べられなかったという「好物のチョコレートや夜中のラーメン」を、「思う存分食べてみたい」と語った道重。
「無期限休養」は、事実上の「引退」を意味するのかもしれない。