1月8日に放送されたバラエティ番組「しくじり先生」(テレビ朝日系)に元衆議院議員の杉村太蔵が出演し、過去にハニートラップを仕掛けられそうになった体験談を語った。
議員時代に講演を依頼され、一席設けられたという杉村氏。しかし、そこにいたのはタイプの違う3人の美女。そしてその中の1人からホテルへ誘われ、向かおうとしたまさにその時、杉村側のスタッフがハニートラップだと気付き、「おやめください!」と直前で止めに入ったという。杉村氏は女性とホテルに入りたかったため、「そんなわけはない!」と反論したが、聞き入れてもらえなかったと語った。
そんな杉村の持つある力について、政治部記者が語る。
「杉村氏がスゴいのは通常ではありえない状況を引き寄せるその強運なんです。元々、彼は大学を6年も通いながら中退。無職となった後、派遣でトイレ清掃のアルバイトをしていました。そこに用を足しにきたのが、のちに証券会社ゴールドマンサックスのトップとなるグレン・ウッド氏。清掃する杉村を見たグレン氏は“君のトイレの磨き方はハンパじゃない! 君は将来出世する”と言って、そのままゴールドマンに入らないかと誘ってきたそうです」
派遣アルバイトから一転、ゴールドマンサックス社に入った杉村氏。ある日、会社から株価の動向を調査するように言われたという。
「会社の命令で政治が株価にどのように影響するかを調べていた杉村氏は、ある日、自民党の公式サイトにぶち当たり、そこで候補者公募を発見したそうです。彼は一次審査に必要な論文を上司や政治家の言葉を引用し提出。すると翌日、自民党本部から“すぐ来られますか?”と電話があり、5度の面接を経て合格。その後は南関東比例ブロック35位ながら小泉旋風の追い風で当選した。給料も国会議員ですから一気に2200万円まで跳ね上がりました。杉村はトイレ掃除だろうと、バラエティ番組だろうと常に全力。それが彼の人生を動かす要因になったのでは」(前出・政治部記者)
現在は、株式投資などで年収数千万円稼ぎだし、資産は1億円を超えているという杉村氏。「目の前の仕事を一生懸命やること」という彼のセリフには、十分すぎる説得力があるのだ。