10月上演の舞台「大逆走」への出演を発表した吉高由里子(26)。昨年、ヒロインを演じたNHK朝ドラ「花子とアン」以来、約1年ぶりの女優復帰となる。休業期間中の私生活を探ると、自暴自棄な発言で周囲をヤキモキさせていた。
吉高にとって、昨年はまさに当たり年‥‥になるはずだった。所属事務所の関係者が振り返る。
「朝ドラのヒットに続いて、年末は紅白歌合戦の司会にも抜擢。CMの仕事も山ほど舞い込んできて、一躍トップ女優の仲間入りを果たした。これで交際を続けていた人気ロックバンドのボーカル、野田洋次郎(30)とゴールインすれば、生涯で最高の1年になったでしょう」
バラ色だった女優生活は昨年暮れに“暗転”する。一時は結婚も噂された野田と破局を迎えたのだ。
「別れた理由については、諸説ささやかれていますが、吉高の嫉妬という説が根強い。野田は音楽の才能もさることながら、俳優としても活動。演技力は高く評価され、旬の女優たちが共演を熱望しているのです」(前出・事務所関係者)
吉高の嫉妬心をかきたてたのは宮沢りえ(42)。野田の初主演映画「トイレのピエタ」(6月公開)への出演を熱望した宮沢は、その願いがかなって、大竹しのぶ(57)ら豪華女優陣とともに同作品の脇を固めている。
「宮沢は純粋に野田の才能にホレ込んでいた。しかし吉高は、それを宮沢の私的なアプローチだと勘違い。吉高が野田と宮沢の関係をしつこく疑ったことで、交際末期には口論が絶えなかったようです」(前出・事務所関係者)
平行して吉高を悩ませていたのが、デビューから彼女を支えた女性マネージャーA氏の退社問題だ。姉のように慕っていた存在だけに、精神的ダメージは大きかった。A氏退社後に紅白の司会を務めた時は、リハーサルからピリピリムード。報道陣が初司会のプレッシャーについて尋ねると、
「こっちも一生懸命やってんのよ!」
と、イライラを爆発させる一幕もあったという。
「翌日には囲み取材を開いてマスコミと和解しましたが、『Aさんがいればあんなことにはならなかったのに‥‥』とNHKの関係者も頭を抱えていました」(芸能記者)
そして迎えた15年、吉高は“コントロール不能”の状態に陥っていた。女性誌記者が女優再開までのヤサグレ私生活を明かす。
「破局で負った心の傷はかなり深く、さすがにすぐ“次の男”とはいかなかったようで、ヤンキーっぽい女友達としょっちゅう飲み歩いていました」
2人で訪れた都内の居酒屋では、周囲の目もはばからず、こうブチまけたという。
「もう休むからさ! もう当分仕事しねぇ!!」
よほど女優業に不満があったのか。吉高の放言はさらにエスカレート。6月25日にはツイッターにこんな投稿をして、ファンを驚かせた。
〈この仕事やめたくなる〉
引退ボヤキまで飛び出すとは穏やかではない。そんな吉高の情緒不安定ぶりについて、芸能評論家の三杉武氏がこう分析する。
「女優デビューしてもうすぐ10年。今までは天然キャラをウリにしていましたが、年齢的にも限界でしょう。このまま清純派を貫くか、映画『蛇とピアス』で一糸まとわぬ大胆な姿をさらけ出したように演技派としてもう一皮剥けるか、女優として大事な転換期を迎えていることは間違いありません」
そんな吉高が女優としてリスタートを切るのが前述の舞台「大逆走」。演出を務めるのは赤堀雅秋(43)。何を隠そう、赤堀は今年1月に深夜の密会が報じられた宮沢りえのお相手。俳優としても活動する演劇界の鬼才だ。
「宮沢と親しくなったのは舞台での共演がきっかけ。共演者キラーとして知られる赤堀にとって、やや精神的に不安定になっている吉高は格好の“獲物”に映るかもしれません。吉高にとっても、破局のきっかけを作った宮沢の元カレという認識があるはず。当てつけで誘いに乗る可能性は十分にあります」(前出・事務所関係者)
ビミョーな恋の三角関係に巻き込まれそうな吉高。復帰舞台も波乱含みだ。