芸能

北川景子、「主役は無理」の評価をくつがえした“2つの武器”

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 北川景子主演ドラマ「探偵の探偵」(フジテレビ系)が、9日放送の第1話で視聴率11.9%を記録。木曜22時のドラマ枠としては、前期の斎藤工主演「医師たちの恋愛事情」の10.3%、その前の真木よう子主演「問題のあるレストラン」の11.3%を上回り、幸先の良いすべり出しとなった。

「実際、面白かったという声が目立ちます。ただ、北川に対しては『ビジュアルが原作のイメージにピッタリ』『美しかった』という見た目だけの評価で、演技に関しては賛辞の声は聞こえてきません。『ヒロインならできるが主役は無理』と言われてきた評価を、彼女がどうくつがえしていくのか今後が見物です」(テレビ誌ライター)

 だが、2006年公開の映画「間宮兄弟」で監督を務めた故・森田芳光氏など、「女優・北川景子」を評価する声は少なくない。「魔女の条件」(TBS系)などの演出で知られる片山修氏も「コメディの才能がある」と語っている。

「片山さんが2007年に手掛けた北川さん主演ドラマ『モップガール』(テレビ朝日系)では、遺品に触れると時間をさかのぼる葬儀屋の役をコミカルに演じました。深夜帯にもかかわらず、平均視聴率10.2%を記録しています。また、2010年の映画『花のあと』では、半年間、北川さんを指導した殺陣師の高瀬将嗣さんから、『これだけ美しい殺陣を出来る若手女優は他にいない』と絶賛されました。初恋の人の仇討をするシーンでの殺陣は見応えがありましたね。『美しい』『カッコイイ』というのも突き抜ければ女優として大きな武器になります」(映画関係者)

「探偵の探偵」は、「花のあと」を観ていたプロデューサーが「美しくてカッコイイ北川景子をもう一度」という想いで起用したという。北川がその期待に応えられるか注目したい。

(中村葵)

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