芥川賞の受賞で一躍、時の人となったピース・又吉直樹。マスコミの取材は又吉本人にはもちろん、相方の綾部祐二にも殺到している。さらに、又吉と同居しているパンサー・向井慧にもコメント依頼が数多く寄せられているようだ。
だがその2人よりもはるかに、又吉の恩恵を受けている芸人がいる。それは、もう一人の同居相手であるジューシーズの児玉智洋だ。ほとんど無名に近い芸人の児玉だが、芥川賞の発表後は普段の又吉を知る数少ない人物でもあるため、取材が殺到している状況なのである。
また、又吉自身も「賞金で食事をおごる」として児玉の名前をあげたこともあり、いまや「火花の最初の読者」として別の意味で時の人となりつつある。今後は情報番組のスタジオゲストなどに呼ばれる可能性も高そうだ。
すでに児玉は、又吉関連のエピソードを数多く公開。又吉が普段は物静かではないことや、タメ口で話しても構わないことといった裏話に加えて、同居の部屋に又吉が女性を連れてきたことがないという女性関係の話題まで提供している。
その児玉はNSC東京校の9期生で、同期にはハリセンボンやしずる、そしてゴールデンボンバー・鬼龍院翔らの名前が並んでいる。ジューシーズは「エンタの神様」(日本テレビ系)の出演歴などがあり、単独ライブを開催できる程度の人気はあるものの、ピースやパンサーとの知名度の差は歴然。そのため、同居の家賃は後輩の向井(同11期)の半額に過ぎないそうだ。
ちなみに児玉と又吉、向井の3人は「バッハ(仮)」というトリオも結成しており、ライブに出演した経験も。これまではNSC東京の先輩後輩トリオという意味合いしかなかったが、今となっては幻のトリオとして注目度も急上昇のはず。ここはぜひ芥川賞受賞記念ライブを開催して、ステージ上で飛び交う火花を見てみたいものだ。
(金田麻有)