シンガー・ソングライターのYUIが双子の男児を出産していたことがわかった。母子ともに健康だという。4月にボーカル兼ギターを担当する4人組バンド「FLOWER FLOWER」の公式サイトでデキ婚を電撃発表したばかり。ベテランの音楽ライターは驚きを隠さない。
「結婚相手は建築関係の会社に勤める20代の一般男性で、昨秋、交際をスタートさせ、今年3月末には婚姻届を提出。4月17日に結婚と妊娠を報告した。YUIはこれまでに元リュシフェルのボーカル・越中睦やバンド『People In The Box』のボーカル・波多野裕文との熱愛が報道されてきた恋多き女。ミュージシャンとの熱愛が続いていたし、YUIのナイーブな心情や創作活動の大変さを理解できるのは、同じ業界人の方が何かと都合がいい。にもかかわらず、まったく畑違いのサラリーマンとゴールインするとは驚きました。YUIは母子家庭出身で、小さいころから幸せな結婚生活に対して強い憧れを抱いていた。子供ができた時点で、家族になることを決断したようです」
今後の音楽活動については、現段階では未定だという。このYUIと同じ博多の音楽塾に通っていたことから、常々ライバル視されてきたのが絢香だった。別の音楽ライターが言う。
「この2人、似ている部分が多い。YUIは高校中退後、ストリートシンガーをやっていた時に音楽塾に入塾。歌作り、ギター演奏のレベルを格段に上げた。そしてYUIがデビューする7カ月前に高2の絢香が入塾。大阪から福岡まで往復6時間かけて通いました。この塾は塾生同士の交際はもちろん、おしゃべりまで禁止、遅刻3回で退学させる厳格な場所だった。2人は面識はあったものの交流がなかったぶん、火花飛び散るライバル意識が培われていったといいます」
YUIはデビュー後すぐにブレイクしたが、アイドル路線のレールを敷かれたことを断固拒否。12年大みそかに初出場したNHK紅白でソロ活動を休止し、その後金髪ショートカットにイメチェンした。現在は「FLOWER FLOWER」のメンバーとして活動を続けている。その一方で、パニック障害を発症し、休養もしている。
一方の絢香は、夫の水嶋ヒロとの交際、結婚を事務所にいっさい知らせず逆鱗に触れ、業界を半ば「干された」形に。そしてバセドウ病治療のために歌手活動を休止。やはり紅白の出演を最後に活動休止するなど、本当にYUIとよく似ているのだ。昨年末に妊娠4カ月を報告、6月に長女を出産したばかりだ。
「売れた後、2人は自分のやりたいことだけをやる方針を貫いてきた。典型的なゴーイングマイウエイ・タイプで、周囲の人々は振り回されがち。それでも天才シンガーソングライターであることから、黙認されてきた。今は慣れない子育てと闘病生活、夫の世話と大変な毎日が続く。絢香は11月からの全国ツアーを予定通り実施するなど仕事に燃えています。その姿に触発されて、YUIも案外早く現場に復帰するかもしれない」（女性誌記者）
沈滞の続く音楽業界、2人の歌姫には1日も早く現場復帰してもらいたいものだ。
（塩勢知央）
