2013年9月に、歌舞伎俳優・尾上松也との熱愛が報じられた前田敦子。8月28日には前田が出演する舞台の記者会見にて、記者から「交際は順調ですか?」との質問も飛んだが、前田は沈黙を守っていたという。2人の交際について、歌舞伎に詳しい女性誌ライターが語る。
「正直なところ、その2人が真剣交際するとはとても思えません。一部には、二人とも多忙で結婚など考えらないという報道もありますが、それ以前の問題として前田さんに“梨園の妻”が務まるとは思えないんです。歌舞伎界では2人の交際を応援する人はいないんじゃないでしょうか」
最近では熊切あさ美と片岡愛之助の交際でも取りざたされた“梨園の妻”。歌舞伎俳優と結婚するということは、単に芸能人同士が結婚するのとはまったく意味が異なるのだという。前出の女性誌ライターが続ける。
「歌舞伎俳優の妻とは、いわば相撲部屋の女将さんのようなもの。たとえばご贔屓さんの名前と顔を覚え、すぐに挨拶できるのは当たり前。舞台やパーティーの案内状から、お中元やお歳暮の手配まで、その役目はマネージャー同然です。芸能人出身であれば細かい仕事はしなくてもいいかも知れませんが、その分、釣り合いのとれる人じゃないと厳しいですね。申し訳ないけどアイドル出身の前田さんにはとても無理でしょう」
たとえば愛之助と話題の藤原紀香の場合、女子大の英米文学科を卒業し、ミス日本グランプリの肩書を持つ才媛である。芸能人としても日本レコード大賞の司会や日韓ワールドカップの親善大使など一線級の活躍を見せており、格の高さも十分だ。さらに普段から着物を着こなすといった面も見逃せない。
その点、前田が見劣りするのが否めないのは正直なところ。また、24歳という年齢も影響しそうだ。というのも、松也の父である尾上松助は10年前に亡くなっており、その際に松也は父の弟子3人を引き取っているのである。つまり松也の妻には、その弟子たちの母親代わりという役割も求められることになる。
最近の舞台ではリーダー格として20代の後輩を引っ張るなど、30歳という年齢以上の役割を果たしている松也。その妻がうら若き24歳では、梨園の妻らしさを発揮するのは無理な話だろう。ともあれ前田も恋をするなら、別の方面を狙ったほうが良さそうだ。
(白根麻子)