フリーアナウンサーの小林麻耶が大仕事を任されて張り切っている。小林に舞い込んだ仕事は、年末出産のため10月から産休に入るタレント・関根麻里のピンチヒッターだ。バラエティ番組「誰だって波瀾爆笑」(日本テレビ系)で、10月25日放送回から小林がMCを務める。今春、同番組にゲスト出演した際に「親戚の家に遊びに来たような温かさを感じた」という小林。スタートから丸7年、関根が堀尾正明らと育て上げたお気に入りの番組だ。小林は「麻里ちゃんの留守を守るのは大役ですが、頑張ってしっかり留守を守ります」と意気込みを語っていた。これについて、「ゲスト出演した時に思いっきりゴマをすったおかげで転がり込んできた仕事かも」と首をかしげたのは、ベテラン芸能ライターである。
小林は09年3月にTBSアナウンサーを退社、フリーに転身。夜7時台に新設された「総力報道!THE NEWS」のメインキャスター就任という華々しいスタートを切った。ところが、全く使いモノにならないうえ、お茶の間の反応も散々。笑いながら訃報を読む、とまで揶揄された。小林と報道は水と油の世界で、視聴率もさっぱりのまま打ち切りに。以来、小林はフリーアナウンサーと言いながらも、バラエティ番組をメインに半ばタレントとして生き延びてきた。
「現在はラジオやBS、NHK Eテレの語学番組のナビゲーターの仕事がメインで、『バイキング』(フジテレビ系)の金曜レギュラーでは、完全に色物キャラとしての扱い。これがかつて結婚したい女子アナランキングの上位としてもてはやされた人気アナかと目を疑う凋落ぶりで、まさに崖っぷち状態です」(テレビ雑誌記者)
いまや小林もアラフォー。ミニスカートからのぞく美脚が売りだったが、今の年齢になって同じスタイルでは、かえって痛さがにじみ出る。おまけに口を開けば結婚と婚活話がエンドレスに続くぶりっ子キャラが全開だ。「エア彼氏」自慢をするといった不思議キャラを披露するに至っては、失笑さえ漏れてくる。女性誌記者が言う。
「小林の計算では、初めての出産で子育てにてんやわんやとなった関根の復帰は遅くなると踏んでいる。その間にぶりっ子スマイルで営業、MC乗っ取りを画策しているようだ」
才女の誉れ高い関根だけに、そうは問屋がおろすかどうか。
(塩勢知央)