歌番組の「水曜歌謡祭」(フジテレビ系)が9月2日の放送を持って終了となった。同番組は初回放送から低視聴率に苦しんでいた。
「フジの看板番組『FNS歌謡祭』をレギュラー化した『水曜歌謡祭』でしたが、初回から視聴率は7.3%と低迷し、6月の放送では3%台を記録してしまうこともあった。番組では歌手だけでなく、お笑いタレントを出演させるなどして方向性が定まらず、視聴率低迷に結びついたようです。また、司会のアンジャッシュ・渡部建も下手というわけではないですが、台本通りすぎる進行が意外性のない流れを生み、視聴者を退屈させてしまった」(テレビ誌記者)
近年は、お笑い芸人というよりもグルメレポートや司会としての活動が目立つ渡部。しかしこの9月で彼がMCを務めるゴールデン番組がすべて終了する可能性があるという。
「渡部は『水曜歌謡祭』以外にも、昨年10月から始まった『ニュースな晩餐会』(フジテレビ系)が9月で打ち切られる予定となっています。同番組は、社会を騒がせた問題や話題の人物に迫る情報バラエティでしたが、裏で放送されている人気番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の視聴率の足元にも及ばず大敗を喫していた。今年4月には大幅リニューアルで再起を図ろうとしたものの、結局、数字を伸ばすことは出来ず、フジは打ち切りを決断したのでしょう。今後、彼がMCで起用されることはないかもしれませんね」(前出・テレビ誌記者)
今年は人気女優の佐々木希との熱愛が発覚するなど、仕事だけでなく私生活も順調に思えた渡部だったが、ここにきて厳しい状況に立たされているようだ。
(森嶋時生)