今年70周年を迎えるNHKの長寿番組「のど自慢」の8月30日放送回にSMAPが初生出演し12.1%という高視聴率を獲得。業界では様々な憶測を呼んでいる。
「ヒットメドレーもさることながら、生収録でも積極的に出演者に絡み、番組を盛り上げていました。会場となった秦野市の文化館前にも人だかりができ、大変な盛り上がりを見せていましたよ」(番組関係者)
しかし、なぜSMAPが今さら「のど自慢」に出演したのか。疑問を口にする声もある。
「今年は、スペシャルMCとして香取慎吾がすでに3回司会を務め、実は8月の初旬に東日本大震災の被災地、岩手県山田町でも収録が行われています。山田町の収録ではメンバーが予選100組の歌をすべて聞き、収録に出る16組を選び、客席の600人一人一人と握手を交わす力の入れよう。『のど自慢』に出演した感想を聞かれ、リーダーの中居正広が『歌は音程じゃない、気持ちだ』と発言し、笑いを誘っていましたよ」(前出・番組関係者)
被災地への熱い思いは理解できるが、どうやら何か他に思惑があるようにも思える。女性誌記者はこう語る。
「書類審査に合格した人の自宅に『放送受信料のお願い』が届いたとか、予選に出場したら声をかけられ、『受信契約の確認がとれていません』と言われ、その場でカードで1年分支払い、予選に合格した、なんて言う話も聞きました。どうやらSMAPが放送受信料支払いキャンペーンの広告塔として一役買っているようです」
さらに、別の思惑もあるとの噂も囁かれている。
「『紅白歌合戦』の司会を嵐から取り戻すために実績を積んでいるという声も聞こえてきます。さらに、2018年の結成30周年に向けて、NHKと何か大きな企画を仕掛けるのではないかと言う声もありますね」(前出・女性誌記者)
NHK「のど自慢」初出演をキッカケに様々な憶測が流れるのも、SMAPのパワーの大きさゆえだろう。
(村上トマト)