山口組の分裂騒動が注目され続ける一方、アナウンス室では女子アナたちが負けず劣らずの「派閥抗争」を激化させていた。結婚、出産、フリー転向、スキャンダル──風向きが変わればその力関係はあっという間に大逆転。思惑が交差し、嫉妬が渦巻く女子アナ界の人間模様をナマ実況する!
日本テレビの最大派閥といえば、オリコンが発表した「好きな女性アナウンサーランキング」で2年連続1位に輝いた水卜麻美アナ(28)が結成した「水卜(みと)会」が有名だ。日テレ局員がこう解説する。
「もともと水卜アナと徳島えりかアナ(27)がサシ飲みをしていたのが始まりでした。しだいに参加者が増え、杉野真実アナ(25)、郡司恭子アナ(25)、岩本乃蒼アナ(24)など若手メンバーが集まっています。夕方5時頃から大衆的な居酒屋やもつ鍋店で行われ、それぞれ担当番組が終わってから参加できるように終電まで宴は続きます。決まり事は基本的に割り勘であとは水卜アナをほめて、ヨイショするだけですね」
アナウンス部の専門部長・井田由美アナ(58)は同じ慶応閥で水卜アナを寵愛しており、もはや敵なし状態かと思いきや、「水卜会」に分裂騒動が勃発していた。
「中心メンバーで腹心と思われていた久野静香アナ(26)が離脱。これまで水卜アナが飲み会への参加を拒んでいた先輩アナたちと飲んでいるのです」(前出・日テレ局員)
久野アナといえば、「NEWS ZERO」のキャスターを務めるフリーの山岸舞彩(28)の後任に起用され、最も勢いに乗っている局アナだという。
「当初は原稿を読む技術が高い上田まりえアナ(29)が後任候補でした。しかし、上層部から久野アナに将来の可能性を感じるという、鶴の一声で今回の抜擢が決まりました」(番組関係者)
局からの期待を一身に集める後輩の挑戦状に、水卜アナが心中穏やかではない理由が他にもあった。
「『久野会』には、ホステス騒動で話題になった、新人の笹崎里菜アナ(23)も参加しているそうです。実は、彼女は入社前の内定研修で水卜アナと知り合ってから、“尊敬する先輩”だと公言していた。それに気分をよくして、『水卜会』に誘うつもりだったのですが、先に取られてしまったのです」(前出・日テレ局員)
今後の展開が気になる一方で、ベテラン組で「無派閥」の葉山エレーヌアナ(33)は、暇そうな後輩をカラオケに誘っては、ストレスを発散。鈴江奈々アナ(35)は延友陽子アナ(40)らとハイキングサークルを結成し、20代の後輩アナとは一線を画している。