「女とワインは古いに限る」とはフランスの格言。とまれ、早仕込みモノにこそ妙味あり、というご仁も少なからずや。こと、今年の新入り女子アナは「近年まれな当たり年」との下馬評が高い。入社ホヤホヤ“新人ヌーヴォーアナ”の色、艶、味を先取り試飲あれ!
女子アナ・ウオッチャーの丸山大次郎氏が感嘆する。
「ミスコン出身、モデル経験者、元アスリート‥‥、今年の新人アナは入社前の経歴をざっと見るだけでも例年にない出色の出来。この中から未来のカトパン、水トちゃんのように局を背負う看板アナが出てきてもおかしくないほどの逸材ぞろいになっています」
例年よりも豊作とは喜ばしいかぎりだが、中でも一番の注目株は、銀座クラブでのホステスバイトが発覚し、入社前から内定取り消し騒動であわや出荷停止危機だった日本テレビ・笹崎里菜アナ(23)だ。
「銀座のクラブで勤めていたという評判だけに、よっぽど派手なキャラかと思っていたが、意外に地味でビックリしました。もちろんスタイルよしの美人顔なのですが、局通路ですれ違っても一般職の社員と見分けがつかないほどで‥‥」(放送作家)
大山鳴動して鼠一匹とはこのこと!?
「実は、彼女には先輩の豊田順子アナが先生役として、マンツーマンでついているんです。局内では常に一緒に行動し、メイク、服装、髪形まで手取り足取り細かいチェックを受けている。スキャンダルとは無縁だった豊田アナのような清廉潔白な女子アナになることを目標に、毎日のように厳しく指導を受けています。でも、笹崎アナも『叱られているうちが花です』と、けなげに従っている」(日本テレビ関係者)
研修期間を終えた笹崎アナは、晴れて9月から情報番組「シューイチ」にレギュラー出演中だ。
芸能評論家の織田祐二氏はあくまで笹崎アナの前職にシューチャクする。
「番組では、さっそくホステス仕込みのサービスを見せてくれました。東野幸治と岡村隆史にインタビューした際に、東野の空になったコーヒーカップを見て、すかさず『何か飲まれますか?』とドリンクを勧めるそつのないところを披露していた。岡村はラジオ番組で『なかなかできることやない。そういうバイトやってはったからや』と驚嘆していました」
このあと、10月改編の特番で、有吉弘行から「ハレモノ・アナウンサー」と命名され、スッキリみそぎを済ませた笹崎アナだが、銀座仕込みを払拭し、報道アナへ成長できるか!?
笹崎アナに隠れて、口当たりの柔らかさを醸し出しているのが同じく日テレの尾崎里紗アナ(22)である。
「大学までずっと福岡在住ということで、博多弁がいまだに抜け切れていないんです。方言よりも日常的な言葉のアクセントで苦労している。でも本番前に、いつも周りのスタッフに『どうでしたっけ?』と聞いているのが逆に好印象なんです」(前出・日テレ関係者)
現在は早朝「ZIP!」のレポーターとして活躍している。
「8月の汐留でのイベントでは、観客相手にジャンケン大会で白いワキの下を見せまくっていた。9月に初司会を務めた『テレビのムコウ』では、ヘルプについた先輩・葉山エレーヌアナにほとんど口を挟ませることなく、堂々と進行する大物ぶりでした」(前出・織田氏)
笹崎アナとは好対照に癒やし系の雰囲気で対抗中だ。