篠原涼子主演のドラマ「オトナ女子」(フジテレビ系)の評判がすこぶる悪い。なにしろ本来ターゲットなはずのアラフォー女子からも非難ゴウゴウなのである。40代の女性誌ライターが憤慨しながら語る。
「40代女子ってこういう感じでしょ、っていうのが見え見え。制作側には絶対、女性がいないでしょうね。あまりにもツッコミどころが多くて、逆に目が離せなかったくらいです」
このように散々な評判の同ドラマだが、そのなかで唯一の光明が、篠原が演じる主人公の恋人役を務める斎藤工だ。メジャーデビューを目指すバンドマンという設定で、ドラマにおけるセクシー担当の役目を完璧にこなしているのである。
作中で斎藤は無意味なほどに肌をさらし、朝のシーンでは出勤する篠原を無理やりベッドに引きずり込むワイルドさを披露。挙句の果てには若い女を連れ込んで、その言い訳が“打ち合わせ”だというのだから、その安直な設定にツッコミたくなるほどの徹底したヒモっぷりだ。前出の女性誌ライターが続ける。
「斎藤クンは存在自体がヒモそのもので(笑)、男としての存在感が説得力バツグンなんです。ある意味、女性の理想を現実化してくれていて、男性にとっての壇蜜さんがきっと、こういう役割なんだろうなって思いました」
それもそのはず、当の斎藤自身が、自身のことを「男版・壇蜜」だと認めているのである。斎藤は今年1月放送の単発ドラマでも上半身の裸を披露し、その記者会見で「僕の枠は多分、男版・壇蜜さん」と語っている。
実は今回の「オトナ女子」でも、斎藤の出演は篠原が指名したものと言われている。撮影中に篠原が斎藤にメロメロになっていた可能性は高く、そんなリアルさが画面からも伝わってくるのだろう。テレビ誌の女性記者が言う。
「第1話で篠原さんが斎藤クンにフラれたシーンはショックでした。だって、もう斎藤クンが出演しないかもしれないじゃないですか! ストーリーなんてどうでもいいから、彼を出演させ続けてほしいです」
アラフォー女子の痛切な叫び、制作陣はぜひ参考にしてみては?
(金田麻有)