酷評ばかりが目立つ「オトナ女子」(フジテレビ系)に出演中の江口洋介。映画「湘南爆走族」で初主演を果たし、ドラマ「東京ラブストーリー」「ひとつ屋根の下」(ともにフジテレビ系)などのヒット作に恵まれて“トレンディ俳優”の一人として名を馳せた。その後も「白い巨塔」「救命病棟24時」(ともにフジテレビ系)では社会派な役もこなすようになり、「チェイス~国税査察官~」(NHK)では娘想いの父親役を演じるなど、確実に役者としてステップアップを果たしてきた。10年からは「日経スペシャル ガイアの夜明け」(テレビ東京系)で2代目案内人も務め、“硬派俳優”への路線変更に成功したかのように見えていたが‥‥。
「今回の『オトナ女子』出演で、江口が硬派俳優に見えていたのは出演していた作品が硬派だっただけで、本人自体はトレンディ俳優の頃のままではと、疑問視され始めています」
と言う芸能レポーターがこう続ける。
「制作サイドとしては、チャラチャラした作品の中で、硬派な江口だけがスッと目立つと考えていた。ところが目立つどころがかすんでしまっている。これには江口サイドも『こんなはずじゃなかった』と首をかしげています」
果たして江口は、これまでに培ってきたはずの硬派で社会派な演技力と存在感を、この先きちんと表現できるのだろうか。