柔道家の篠原信一が、初の著書となる「規格外」(幻冬舎)を出版。現役時もタバコを吸っていたことや、そもそも柔道が好きではなかったなど、文字通り規格外の一面を明かしている。
そんな篠原はバラエティ番組への出演でお茶の間でもおなじみのほか、各種の発表会のゲストとして声を掛けられることも多い。映画「ターミネーター:新起動/ジェニシス」では米ロサンゼルスでのプレミアイベントにも足を運び、柔道好きのアーノルド・シュワルツェネッガーから声を掛けられたことも話題になった。
このように各方面から引っ張りだこの篠原だが、意外にも本人は芸能界に強いこだわりを持っているわけではないというのだ。
「篠原は面白いことが好きな一方で面倒くさがりの面もあり、仕事のオファーも自分が興味を持てるものしか受けないそうです。最近は地方のイベントへの出演も多く、『移動が疲れる』ともコボしているとか。そんな篠原に対して『声がかかるのも今のうちだけ』と忠告する人もいるそうですが、本人はまったく意に介していないようですね」(スポーツライター)
どうやら芸能仕事にガツガツしておらず、一方で受けた仕事は目いっぱい楽しむことから、現場での評判も高いようだ。その余裕は一体どこから生まれてくるのか?
「篠原は自分の会社を持っていて、芸能の仕事がなくなっても生活にはまったく困らないのです。だから芸能活動は趣味みたいなもので、所属事務所に仕事を減らしてほしいとさえ言っているみたいですね」(芸能ライター)
篠原は昨年、奈良県に産廃処理関連の会社を設立。自分が専務で妻が社長といういわゆるパパママ企業。柔道とはまったく畑違いの産廃処理で上手くいくのかという疑問もあるが、ここでも柔道人脈がものを言うようだ。
「そもそも産廃処理業に目を付けたキッカケは、天理大柔道部の先輩が同業を営んでいたからで、会社設立時もその先輩が相談に乗ったとか。また、引退後も天理大准教授や柔道部監督を務めていたことから、奈良県内での人脈は幅広い。そのため営業に行くと『あの篠原が来た!』と大歓迎されるそうです。奈良県内での天理大の存在感は、他県の人には想像がつかないくらい大きいんですよ。篠原は天理大出身の大スターですから、奈良県で会社を営む限りは安泰でしょう」(前出・スポーツライター)
見た目以上にスケールの大きな男だったようだ。
(金田麻有)