今年の「NHK紅白歌合戦」の総合司会のオファーを受けていたタモリがNHKに辞退の返答をしていたと、10月19日付の日刊スポーツが報じて話題を集めている。
そもそも、今回のタモリの紅白司会に関しては、他でもない同紙が第一報を伝えていたことから、「単なる“トバし”だったのでは!?」という声も多く聞こえているが、音楽業界関係者はこう解説する。
「タモリさんというよりは、タモリさんの周囲がNHKサイドに“交換条件”をいろいろと出して折り合いがつかなかったようです」
結果、紅白司会に関してはいまだに宙に浮いている状況で、一部では同局の朝の情報番組「あさイチ」にレギュラー出演しているV6・井ノ原快彦の名前なども取り沙汰されている。
そんな中、ここに来て新たに浮上しているのが、演歌界の大御所の北島三郎だというのである。
北島といえば、紅白には通算50回の出場を誇る一方で、13年の出場をもって“引退”を発表し、同年の紅白では引退ステージとして大トリを務めた。
そんな北島の早期の“復活”に関しては、疑問の声も出ているが、裏事情も絡んでいるようだ
「実は北島さんの司会に関しては、例年多くのアーティストを出場させているジャニーズ事務所サイドが後押ししているんです。ジャニーズサイドとしては井ノ原にやらせたいところなのですが、さすがにSMAP、嵐と来て、V6では格落ち感が否めない。そこで音楽界の重鎮の北島さんをメイン司会にして、そのサポートを井ノ原にやらせることで、来年以降の井ノ原の独り立ちの“流れ”を作りたいのでしょう」(レコード会社スタッフ)
愛馬のキタサンブラックが菊花賞を制するなど、ここに来て注目を集める演歌界の大御所が、紅白のステージに復活する可能性は高そうだ。
(しおさわ かつつね)