モーニング娘。’15復活の立役者の予期せぬ卒業発表に、ファンたちの間に激震が走った。
地道な活動が実を結び、再びお茶の間にも認知され始め飛躍を期待されていた矢先、グループの大黒柱である鞘師里保(さやし・りほ)が、12月31日のカウントダウンライブを最後にグループを卒業することを発表したのだ。
11年にモー娘。9期として加入した鞘師は、当初から中心メンバーとして活躍。他を圧倒するダンススキルを兼ね備え、12年には50枚目のシングル「One・Two・Three」にて、わずか14歳で田中れいなと共にWセンターを務めた。それ以降、モー娘。のセンター常連としてグループを支え続けてきた。
鞘師は卒業の理由について「英語とダンスを学ぶために留学をしたい」とブログで綴っているが、当然、彼女の突然の卒業発表にファンたちは大いに落胆。逆ギレ気味に「海外に行けば余計にブクブク太るぞ」といったバッシングも見られたが、「今後のモー娘。はどうなるんだ…」という心配が圧倒的に寄せられているという。また、17歳という若さでモーニング娘。を去り、留学という選択を選ぶ鞘師に不安を隠せないファンもいるようだ。
「脱退理由が留学ということで、モー娘。OGの小川麻琴や光井愛佳と被ってしまうようです。彼女たち2人も語学留学のためにモー娘。を卒業。しかし、その後は留学を活かしたメディアでの活躍がまったくない。光井に関しては『ビビッて(英語で)話せなかった』と情けないコメントが残っているぐらいです。こうした前例から、留学=鞘師が芸能界からフェードアウトするという強い危機感を覚えているファンが多いのでしょう」(アイドル誌記者)
しかし、鞘師がモー娘。歴代トップクラスのダンサーであることも紛れもない事実。他のOGとは違う可能性を十二分に秘めているだけに、ファンならば期待して彼女を送りだすことも必要かもしれない。
(権田力也)