4月のフジサンケイレディスで待望のツアー1勝を上げた新鋭の藤田光里(21)にしても、おそろいの指輪をはめる16歳年上の専属キャディとの熱愛発覚以降は調子を落としている。
「初優勝のパットを決めた際、熱く抱擁するキャディが藤田の頭をナデナデ。ゴルファーとキャディの関係を超えた見せつけっぷりには苦言が出たものでした。かと思えばツアー前日、冠スポンサーやその取引先をもてなすプロアマ戦で痴話ゲンカを展開し、スポンサーを怒らせました」(ゴルフ担当記者)
キャディは2試合の職務停止、藤田もLPGAから注意処分が下された。
だが、騒動はこれだけで終わらない。「週刊現代」(5月30日号)のインタビューに答えた恋人キャディの発言が波紋を広げたのだ。
〈僕はもっとキャディが注目されてもいいと思っています。僕は武豊さんのようになりたい。武さんが乗ると、人気の薄い馬でも一気に人気が高まるでしょう?〉
キャディの地位向上を願うようにも聞こえるが、プロゴルファーばかりか、LPGA関係者やゴルフファンからも「何様のつもりだ。動物と一緒にするな」と、不遜な態度に非難が飛んだのだ。
ゴルフジャーナリスト・宮崎紘一氏は藤田への影響、不安を口にする。
「キャディはサポート力の問われる職業です。黒子であり、一歩引いて気遣い、その評価は周囲がするもの。若い藤田の今後が心配になりますよ」
藤田は周囲のアドバイスに耳を貸さず、イケイケ系のキャディに夢中で、別れるそぶりもないという。
「父親が交際に大反対しても、『別れるくらいなら、もう(ゴルフを)やめる』と言いだす始末だそうです。痴話ゲンカの件は2人そろってLPGAに謝罪し、すでに終わったことになっているものの、キャディの評判は回復しません。俺についてこい、というスタンスを改めない以上、男子のキャディは務まらないし、藤田をバックアップするジャガーなどの大物スポンサーの心証にも影響しそうで、来季の契約が注目されます」(スポーツ紙デスク)
スポンサーが熱視線を送るといえば、その美人度で話題の香妻琴乃(23)も。今季はついに初優勝だと言われたが、それどころか、来季のシード権を巡って崖っぷちに立たされている。
「シード権争いを演じる選手が出場可能なのは、伊藤園レディス(11月13日~15日)と大王製紙エリエールレディス(11月19日~22日)のあと2試合だけ。通常、獲得賞金2000万円が当確ラインと言われます」(LPGA関係者)
現在の賞金ランキングを見ると、香妻は1832万円で48位。北田瑠衣(33)が1817万円、柏原明日架(19)が1728万円で追随する。LPGA関係者が続ける。
「持病の右手首痛に加え、今季は腰痛にも悩まされてスロースタート。10月の日本女子オープンで6位、翌週のスタンレーレディスで5位と調子を上げ、圏内に入ってきましたが、大ピンチの状況に変わりはありません。そのうえ、1カ月前に締め切った伊藤園レディスにエントリーをしていなかった。理由が体調問題ではなく単純な申請ミスだけに精神的なダメージが残りそうです」
予選を突破すると20万円から30万円ほど加算されるだけに、伊藤園レディス終了時点で北田に抜かれ、順位を落とす可能性が出てきた。