俳優の大沢樹生が、血縁関係がない長男について親子関係不存在の確認を求めた一件で、東京家庭裁判所は11月19日、両者に親子関係はないとの判決を下した。これにより法的に親子関係は解消し、今後1カ月以内に戸籍が訂正されることになる。この件について離婚問題に詳しい女性誌ライターが解説する。
「同様の事例は一般人の男女にも見られます。なかには男性側が精神的苦痛への慰謝料を求めて裁判を起こすケースもあり、600万円の慰謝料を認めた判決もあります。大沢さんの場合は、喜多嶋さんが本当の父親を知っていたのかどうかが金額を決める争点となるでしょう」
大沢は今回の判決で納得したとの見方もあり、慰謝料裁判を起こすかどうかは不明だが、実はこの一件には2人以外にも当事者がいるのである。女性誌ライターが続ける。
「喜多嶋さんの父親で音楽プロデューサーの喜多嶋修さんが、大沢さんの主張に対して『でっちあげ』とか『彼からは音信不通』などと、メディアを通して反論していたのです。これも娘と孫が可愛くての発言だったんでしょうが、今にしてみれば修さん自身も娘にダマされていたわけで、なんとも皮肉な結果になってしまいました」
もし喜多嶋が本当の父親を知っていたのであれば、彼女は二重の意味で自分の親すらも騙していたことになる。しかも渦中の長男を米国在住の両親に預けているのだから、なおさらだ。そんな喜多嶋は今後どうなるのだろうか。芸能ライターが解説する。
「喜多嶋は2011年を最後にドラマなどに出演しておらず、女優としては休業状態。しかも今回の判決を受けて女性や母親としての評価はガタ落ちなので、彼女を女優として起用する動きはしばらくないでしょうね」
これで親との折り合いまで悪くなったら、長男と会わせてもらえなくなる可能性すらあると指摘するのは、前出の女性誌ライターだ。
「孫の面倒を親に見てもらっていたはずが、孫を守ろうとする親が、母親である娘を遠ざけるという事例は決して珍しくありません。しかも喜多嶋さんの長男はすでに18歳。アメリカでは成人年齢なので、母親に会わせなくても犯罪にはならないのです」
結婚生活でやましいことのある女性は、夫にはともかく、せめて自分の親には事の真相を話しておいたほうが、後々のトラブルを避けることができるようだ。
(白根麻子)