芸能

バカリズムの登場で「下町ロケット」は並のドラマに成り下がる!?

20151130bakarhythm

 ドラマ「下町ロケット」(TBS系)に、人気お笑い芸人・バカリズム升野英知の出演が決定。主人公の阿部寛が社長を務める佃製作所のライバル会社に勤務する社員の役を務める。

 当のバカリズムは、「最後は主演の阿部さんを食うぐらいの勢いで横田(役名)がかっさらっていきます」とコメント。テレビ誌のライターはバカリズムのコメントが現実のものになる可能性を口にする。

「最近は司会者としても活躍しているバカリズムですが、役者としても掴みどころのない人物を演じるのが実に上手いんです。『リアル脱出ゲームTV』(TBS系)では、警察を遊び相手にする愉快犯のテロリストを怪演。本人も普段は物静かな半面、いったん切れると手が付けられないと評判で、そんな豹変ぶりを演技で見せてくれたら目が離せない存在になりそうです」

 このようにバカリズムの起用には期待が高まっており、同作品のプロデューサーも「後半のキーとなる役」と大きな期待をかけているようだ。だがその新キャラ投入が、ドラマの成否に影響する恐れもあるのではないかと、テレビ誌ライターは危惧を示してみせた。

「なにかと『半沢直樹』と比較される本作品ですが、現時点で主人公・阿部寛の存在感が、半沢を演じた堺雅人ほど際立っていないのが問題です。本作での阿部の役名“佃 航平”や、舞台となる“佃製作所”をどれだけの人が認識しているでしょうか。その状況で、バカリズムのようなアクの強い演者を投入すると、主人公の印象がさらに薄くなりかねません」

 たしかに「半沢直樹」では、主人公・半沢の存在感が突出しており、ドラマを観ていない人でも「倍返しだ!」のセリフは耳にしたことがあったはずだ。それに対して「下町ロケット」の場合、主人公・佃のセリフはとくに話題になっておらず、肝心のストーリーも世間に共有されているとはいいがたい状況。良質なドラマとしての評価は高いが、「半沢直樹」のような社会現象は呼び起こせていないのが現状だろう。前出のテレビ誌ライターが続ける。

「第二部がスタートした第6話で視聴率がまさかの下落。目指せ30%どころか、20%の維持も危うくなってきました。この状況でのバカリズム投入はカンフル剤にはなりえると思いますが、やはり副作用が怖いですね。バカリズムの演技ばかりが記憶に残り、物語の内容を覚えていないという作品になる可能性があるかもしれません」

 たとえ内容が記憶に残らなくても、せめて視聴率さえ上向いてくれることを祈るべきか。ともあれバカリズムの演技には期待したいものだ。

(金田麻有)

カテゴリー: 芸能   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    「男の人からこの匂いがしたら、私、惚れちゃいます!」 弥生みづきが絶賛!ひと塗りで女性を翻弄させる魅惑の香水がヤバイ…!

    Sponsored

    4月からの新生活もスタートし、若い社員たちも入社する季節だが、「いい歳なのに長年彼女がいない」「人生で一回くらいはセカンドパートナーが欲しい」「妻に魅力を感じなくなり、娘からはそっぽを向かれている」といった事情から、キャバクラ通いやマッチン…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    今永昇太「メジャー30球団でトップ」快投続きで新人王どころか「歴史的快挙」の現実味

    カブス・今永昇太が今季、歴史的快挙を成し遂げるのかもしれないと、話題になり始めている。今永は現地5月1日のメッツ戦(シティ・フィールド)に先発登板し、7回3安打7奪三振の快投。開幕から無傷の5連勝を飾った。防御率は0.78となり、試合終了時…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
ロッテ・佐々木朗希「日本ハムに3対1の電撃トレード」謎の投稿が激論に!
2
落合博満が「ありうるよ」と言うセ・パ交流戦「全12球団9勝9敗で優勝チームなし」の異常事態
3
トレバー・バウアー「メジャーリーグに動きなし」で「DeNA復帰」Xデーは交流戦明け
4
DeNA筒香嘉智の逆転本塁打を「美談にするな」!江本孟紀が異論「アメリカで成功しなかった人が…」
5
藤浪晋太郎「負傷者リスト入り」の「理由隠し」で駆け巡る「不穏なウワサ」