24日に放送された生放送音楽番組「ベストアーティスト 2015」(日本テレビ系)で、KAT-TUN・田口淳之介が来春でグループを脱退し、ジャニーズ事務所も退社することを発表し、ファンに衝撃を与えた。
各方面で報道されているが、同日夜には全メンバーがファックスでマスコミ向けにコメントを発表。「なぜ今なのか?」(亀梨和也)、「彼とは芸能活動に対する考えに大きな隔たりがあり、その溝を埋めることが出来ませんでした」(中丸雄一)とコメントしているように、残されたメンバーにとっても腑に落ちない形での脱退であったことがわかる。
脱退理由についてはメンバーのコメントからは芸能活動の考え方の違いが要因であることが伝えられているが、その他には、過去に交際が報じられた小嶺麗奈との結婚が関わっているのではと推測する声もある。
脱退理由はどうであれ、4人体制になりチームワークは抜群といわれていたKAT-TUNだけに、当然ファンたちへの衝撃は大きく、不安の色を隠せない様子だ。
「6人でデビューしたKAT-TUNもついに来年春以降は3人体制ということになりますね。バンドなら解散レベルの状況です。同番組で田口の脱退についてメンバーを代表してコメントする亀梨も手を震わせながらも終始謝りっぱなし。さすがにそんな状況を見せられてばかりでは、これまで応援してきたファンも不安になりますよ。来春でデビュー10周年を迎える同グループですが、グループ内だけでなくファンのムードも最悪といっていい状態です。13年から2年連続で行っている京セラドーム大阪でのカウントダウンライブも今年の開催はなし。今年は同所でHey!Say!JUMPがカウントダウンライブを行うことが決まっていますが、10周年のKAT-TUNを推さない事務所の方針に不満を示していたファンは多かったんです。ところが今回の脱退騒動ですから、ようやく現実がわかった熱心なファンは非常に大きなダメージを受けたようですね」(女性誌記者)
実際、「そんなに前から脱退するつもりだったなんて‥‥」「裏切られたと思って泣きました」など、熱烈ゆえの反動的なコメントを書き込んでいるファンも多い。
今年、20周年イヤーを迎えたV6は華々しい活躍を見せたメモリアルな1年を送ったが、KAT-TUNの10周年イヤーはファンのケアに奔走する1年になるかもしれない。
(本多ヒロシ)