毎年恒例の「第12回好きな女子アナウンサーランキング」(オリコン調べ)が発表され、日本テレビの水卜麻美アナが3年連続の1位に輝いた。2位には加藤綾子アナ(フジテレビ)、3位には有働由美子アナ(NHK)が入り、他の顔ぶれも人気アナぞろいだが、あの局のアナウンサーが見当たらないのだという。テレビ誌のライターが教えてくれた。
「それはTBSです。ここ5年間でTBSからランクインしたのは枡田絵理奈ただ一人だけで、ブリッ子キャラで知られた田中みな実すらランクイン経験がないのです。かつては青木裕子や小林麻耶といった人気アナがいたのですが、最近のTBSには勢いが感じられませんね」
今回のランキングでは、視聴率が低迷するフジテレビや、毎年最下位と言われるテレビ東京からは2人ずつがランクイン。一方でTBSは2011年と2012年もランク入りゼロだったのである。前出のテレビ誌ライターがその理由を解説してくれた。
「一つは番組編成の問題で、TBSには女子アナが活躍できる人気バラエティ番組が少ないのです。枡田アナは『チューボーですよ!』のアシスタントで人気を得ましたが、女子アナにとっての花形は同番組と『サンデージャポン』くらいのもの。これでは彼女たちの魅力がお茶の間に届かないのもしょうがないでしょう」
たしかにTBSではドラマと報道が看板と言われており、バラエティやワイドショーは今一つ弱いのが実情だ。とはいえ、キー局であることには変わりはなく、人材も豊富にいそうなものだが‥‥。
「もう一つの理由は、民放で最も劣悪と言われる低待遇。かつて青木が手取り20万円くらいと明かしたこともあり、局アナ志望の女子大生にもこの惨状は知れ渡っています。これでは有望な学生を他局に獲られてもしょうがないでしょう」
最近はフジテレビの凋落ぶりばかりが話題になるが、女子アナ界にとってはTBSこそが民放最弱となっているようだ。
(白根麻子)