2015フィギュアスケートGPファイナルを3連覇で終えた羽生結弦選手。テレビでは連日その快挙を繰り返して報じたが、いち早く帰国したばかりの羽生選手を生出演させたのが12月15日放送の「報道ステーション」(テレビ朝日系)だ。
「スタジオに森のようなセットを組み、その木陰にプーさんのぬいぐるみを隠し羽生選手を迎えるという凝りようでした。しかしインタビューの内容は‥‥」
と、首をかしげるのはスポーツ紙記者。さらにこう続ける。
「古舘伊知郎はどこよりも早く羽生選手を迎えられたことに興奮していたようです。『着やせして見えますね』とか『実は細マッチョなんですね』など、いらないコメントばかり。疲れている羽生選手をわざわざスタジオに呼んで、この程度のインタビューではファンをはじめ視聴者は満足しなかったはずです」
また、古舘はライバルの話でも、中国の金博洋選手と間違えたのか、「韓国の選手」と例に挙げた。ちなみに、今回のGPファイナルに韓国の選手は出場していない。
「羽生選手はフィギュアスケートに興味のない人でもわかるほどの前人未踏の記録を打ち立て、すっかり神扱いです。かばうわけではありませんが、古舘氏も彼の身近な話で新しいファンを喜ばそうと考えたのかもしれません」(前出・スポーツ紙記者)
ネット上には、古舘のインタビューに対する批判も多数書き込まれている。熱狂的なファンには、納得できない“凱旋初出演”となったようだ。
(芝公子)