1月14日に放送されたテレビドラマ「ナオミとカナコ」(フジテレビ系)第1話の視聴率が7.9%だったことがわかった。この記録はフジの木曜22時台において特に低い数字だという。
「フジの木曜22時ドラマといえば、初回は安定して2ケタを獲得できる枠でした。しかし、それが昨年の篠原涼子主演『オトナ女子』で9.9%を記録してしまい、一部で話題に。そして今回の『ナオミとカナコ』では、それをさらに下回る7.9%という目も当てらない悲惨な数字となってしまいました。初回でこの数字だと、後半はさらに厳しい視聴率となることが予想されます」(テレビ誌記者)
ドラマ「ナオミとカナコ」は、主人公(広末涼子)の親友(内田有紀)が、夫からDV被害に遭っていることで、親友を救うために女達が殺害計画を企てるという物語である。
そんな同ドラマに関して、ネットでは「今さら広末と内田?」というメイン2人に対する辛辣な意見や、夫が殺害されずに1話が終了したことで、「展開が遅すぎる!」と一部視聴者から不満の声が飛び交った。
しかし、主人公と交流する中国人を演じた高畑淳子にだけは、視聴者から称賛の声が殺到しているという。
「高畑が演じた中国人社長役の印象があまりに強烈だったため、視聴者は本編の内容よりもそちらに興味がいったようです。放送後、ドラマを称賛する人のほとんどが、高畑が演じたキャラクターや演技に関するもので、『高畑さんのインパクトが凄すぎる』『高畑がもっと出演すれば人気出るぞ』といった声が多く聞かれました。そのため今後は、高畑の怪演が視聴者を引っ張る重要な要素となりそうです」(前出・テレビ誌記者)
過去、「3年B組金八先生」(TBS系)や「白い巨塔」(フジテレビ系)など、数々の有名ドラマに出演してきたベテラン女優の高畑。今後、彼女の演技によって、視聴率を押し上げることができるだろうか。
(森嶋時生)