広末涼子と内田有紀が共演しているドラマ「ナオミとカナコ」(フジテレビ系)。視聴率こそ芳しくないが、20代から40代の女性には好評を得ているという。
「広末も内田もそこそこ演技はできますし、旬女優の吉田羊も脇を固めている。この3人に共感したり恐れたり、ドラマの中の世界に浸れることが人気の理由です」(テレビ誌編集者)
ところがこの3人よりも人気が高く、演技力を再評価されている女優がいるという。女性誌のライターが言う。
「高畑淳子ですよ。彼女は中国人のヤリ手商売人を演じているのですが、このキャラクターは非常にインパクトが強く“おもしろ中国人”に仕上がっています。ネットでは“チャイニーズ淳子”と呼ばれていて『今日のチャイニーズ淳子はどんなハデ服を着ているか?』『今日はチャイニーズ淳子の名言が出るか?』など、ドラマの内容とは別に、高畑の服装や言動を楽しみにしている女性視聴者がとても多いんです。赤いヒョウ柄のニットに真っ赤な口紅を塗った高畑が、片言の日本語で『アナタ マタ ココ 来ルネ』などと言っている姿は、リアルな中国人と言うより、日本人がイメージしがちなステレオタイプの中国人そのもの。そのわかりやすさがウケているようです」
高畑の女優魂を感じる怪演ぶりは、他の女優たちとは一線を画しているのだ。