メンバー5人が公開生謝罪を行い、事態が収束化しつつあるSMAPの解散騒動。事の発端となったのは、昨年1月に週刊誌がスクープしたメリー喜多川副社長の独占インタビューだ。ここでメリー副社長は、ジャニーズ事務所内に派閥が存在することを否定。だが、SMAP騒動に関する所属メンバーの発言からは、派閥の存在が浮き彫りになったカタチだ。芸能ライターが解説する。
「解散騒動について口を開いたメンバーの顔触れを見ると、やはり派閥はあるんだなと実感しましたね。というのも、SMAPのチーフマネージャーであるI女史が面倒を見ていたKis-My-Ft2とSexy Zoneのメンバーが、誰一人としてコメントしてないからです。事務所側にかん口令を敷かれているのか、ファンからは両グループの今後に不安の声も出ています」
たしかにSMAPの件でコメントした顔ぶれを見ると、小山慶一郎(NEWS)、国分太一と城島茂(TOKIO)、そして櫻井翔(嵐)と、いずれも藤島ジュリー副社長派のグループばかり。三宅健(V6)という例外はあるものの、V6はジャニー喜多川社長の直轄なのでやはり非I女史派だ。この派閥について芸能ライターが続ける。
「派閥の違いはレコード会社にも表われています。ジュリー派のグループは自社レーベルからCDをリリースするのに対し、キスマイはエイベックス、セクゾはポニーキャニオンと、外部に委託しているのです。もっとも今回の騒動を受け、これらのレコード会社も当然、ジャニーズ事務所側につくでしょうね」
ともあれ、ファンとしては、SMAP騒動のとばっちりを受けかねないキスマイとセクゾの活動に影響が出ないことを祈るばかりだろう。
(金田麻有)