SMAPの中居正広が、ジャニーズ事務所のメリー喜多川副社長を批判したと報じられている。公開謝罪後に中居が酒席で放言していたというネット記事によると、「だいたいさ、メリーってなんなんだよ。名前、おかしくない? 日本人なのに(笑)」と語っていたというのだ。この発言について芸能ライターが語る。
「メリー副社長がアメリカ国籍を持っていることは業界では広く知られており、それを中居が知らなかったとは驚きです。メリー副社長とジャニー社長の両親は日本人ですが、出生地主義のアメリカで生まれているので、生まれながらにアメリカ国籍も取得しています。ジャニー氏は米陸軍の情報員として働いていた経歴もあり、これもアメリカ国籍を持っているからこそです」
日本の法律では二重国籍を認めていないが、1984年の国籍法改正時点で二重国籍だった人は、そのまま外国籍も保持し続けているのが現実。そんなメリー副社長が実権を握るジャニーズ事務所に30年近くも在籍しているのに、中居がアメリカ国籍の件を知らなかったのはなぜだろうか。芸能ライターが続ける。
「第一印象としては、他人への興味が薄い中居らしいエピソードだと感じます。そしてなによりSMAPが、I女史派閥という事務所内事務所のタレントだったことを如実に示す好例ではないでしょうか。おそらく中居はメリー副社長のことを自分のボスだとは実感していないんでしょうね。いわば子会社から見た親会社の会長といった感じでしょうか」
ちなみにジャニー社長に対しては、中居らが合宿所生活を送っていた10代のころに厳しい指導を受けていたこともあり、親近感を覚えているようだ。とはいえ、ジャニー氏もアメリカ国籍を持っていることについては、やはりいまだに知らないのかもしれない。
(金田麻有)