2月29日の「ぶっちゃけ寺&Qさま!! 合体3時間SP」(テレビ朝日系)は、20人がA・Bブロックに分かれて予選を行い、勝ち残った5人で決勝を争って学力王を決める「ヤング学力王No.1決定戦」が放送された。優勝したのはお笑い芸人のカズレーザー。15年の「M‐1グランプリ」で決勝戦に進出し、注目を浴びているお笑いコンビ「メイプル超合金」の1人で、大いにお茶の間を驚かせた。
「恋愛については、女性だけでなく男性も対象、衣裳に見える赤い上下は普段着、オーディションに平気で遅刻するなど、芸人の中でもアクの強いカズレーザー。コンビでは130キロの巨体がトレードマークの相方、安藤なつにツッコまれるボケ担当ですが、何も考えていない、ちゃらんぽらんなイメージで売っています。しかし、今回の番組では曖昧な知識では答えられない問題に次々正解し、ちゃんと勉強をしたと思わせる回答ぶりでした」(芸能ライター)
それもそのはず。カズレーザーは名門・同志社大学の出身で、とある銀行の内定を辞退して芸人を目指したという変わり種なのだ。
今回明らかになった“知性派”の一面は、ちゃらんぽらんキャラで売り出し中のカズレーザーにとってマイナスにはならないのか。
「おバカだと思っていたのに実は利口だったというケースは、あまり視聴者にウケません。しかし、この業界も結局は、学歴は関係なく地頭のいい人間が残るんです。『学力王』優勝という勲章があれば、今後もバラエティをはじめ広いジャンルでの起用につながるのではないでしょうか」(放送作家)
メイプル超合金の今後に注目だ。
(大門はな)