自身の卒業公演前にも関わらず、ファンに謝罪。ファン想いにも程があると絶賛の声が沸き上がっている。
06年2月にAKB48に加入し、現在はSKE48のメンバーとして活動している宮澤佐江の卒業コンサート「みんな、泣くんじゃねえぞ。宮澤佐江卒業コンサートin 日本ガイシホール」が、4日に名古屋・日本ガイシホールで行われた。
宮澤の意見がかなり反映されたセットリストが組まれた今回のライブは、コンサート終盤には宮澤の魂の込もったスピーチ、それに応えるように観客から「佐江ちゃん」コールが巻き起こるなど、大いに盛り上がった卒業コンサートとなった。
しかし、ファンたちにはコンサートのパフォーマンス以外にも「これぞ、佐江ちゃんらしさ」と感じる出来事があったという。
その宮澤らしさを感じることができたというのが、卒業コンサートの本番前に宮澤が投稿したツイートだ。
当日、物販で宮澤の卒業グッズが販売されたわけだが、当然のことながら商品は完売だらけ。その状況を聞いた宮澤は「みんなグッズの件、ごめんね」と謝罪。さらには、「今回グッズを手に入れられなかった方々、全員の手に渡るように必ずします!!」と、グッズの再販売を約束するということも宣言。
この対応にファンは感動。「佐江ちゃんが謝らないで!」「グッズも欲しかったけど、このツイートでだいぶ救われた。ありがとう」「こういった気遣いができるのが佐江ちゃんのいいところ」と、彼女の人柄にファンが恐縮してしまったようだ。
「宮澤はAKBグループの中でもかなり人柄のいいメンバーとして知られています。性格の良さなら1位かもしれませんね。以前、『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)で、ナインティナインの岡村隆史と高橋みなみの熱愛ドッキリが敢行された際にも、他のメンバーたちは騒動に触れようとしないなか、唯一、高橋のことを気遣って相談に乗ろうとしていたように、メンバーに悩みがある時には真っ先に気を使うタイプ。また、AKBグループの選抜総選挙で司会を務める徳光和夫氏も、宮澤については『目配り、気配り、心配りの3拍子が揃っている』と絶賛しているほどです」(アイドル誌ライター)
3月31日にSKE48劇場で行われる卒業公演でAKBグループとしての活動に終止符を打つ宮澤だが、これだけ周囲が認める人柄なら、卒業後もおのずと道は開けるのではないだろうか。
(石田安竹)