3月20日に放送されたドキュメンタリー番組「情熱大陸」(TBS系)にて、俳優の菅田将暉に密着した様子が放送された。
「菅田は2009年に『仮面ライダーW』(テレビ朝日系)で初主演を飾り、その整ったルックスで多くの女性ファンを獲得しました。また、近年はドラマ『民王』(テレビ朝日系)で父親と心が入れ替わるという難しい役を演じ、その演技が好評価。さらにCMでは携帯電話の『au三太郎』シリーズに鬼役として出演し、一般層にも認知されるなど、今、最も旬な俳優と言えるでしょう」(芸能記者)
それだけ勢いのある菅田が出演するとあって、今回の「情熱大陸」は放送前から大きな注目を集めていた。
しかし、番組終了後、視聴者からは「史上最低の情熱大陸だ!」「中身がまったくない回だった」「構成が酷い」と批判が殺到している。なぜ今回の「情熱大陸」は、ここまで批判されてしまったのだろうか。
「今回はいつもの『情熱大陸』スタッフでなく、菅田とゆかりのある映画監督・福田雄一が、番組の演出を担当しました。しかし密着期間中、菅田に大きな仕事が入っていなかったため、映し出される場面は寝ているだけの飲み会や、趣味の洋服作りなど地味なシーンばかり。さらに、福田監督が菅田のプライベートに対し『つまんない男』『おもしろくない』と自身の感想を連呼し、演出家にも関わらずその存在が前面に出すぎていたことで、視聴者は不快に感じてしまったようです」(テレビ誌記者)
一部の熱狂的なファンからは、菅田のプライベートを垣間見れて良かったという声も上がっている。しかし、毎週「情熱大陸」を楽しみにしている一般視聴者にとっては、出演者でなく、今回の毛色の違う構成が受け入れづらかったようだ。
(森嶋時生)