卒業式にサプライズで有名人が来てくれた! 芸能人好きな学生であれば誰もが憧れるレアケースだが、その有名人が知っている人でなければ話は別なのだろうか?
28日に放送される音楽特番「FNSうたの春まつり」(フジテレビ系)のサプライズ企画で、AKB48とももいろクローバーZがそれぞれ別の学校の卒業式にサプライズで参加したようだ。その模様が少しだけ同局の朝の情報番組「めざましテレビ」で放送された。
AKB48は神奈川県の川崎市にあるお嬢さま学校、洗足学園高等学校の卒業式でサプライズライブを披露。同校の教師から、「体育祭で踊った思い出の曲『恋するフォーチュンクッキー』を卒業式で是非ともコラボしたい」という依頼を受けたことが実現のきっかけ。
思い出の曲ということもあり、同局のセンターを務めたHKT48の指原莉乃がまず先陣を切って登場すると、その瞬間、割れんばかりの歓声が巻き起こった。あまりの嬉しさに涙を見せる生徒もおり、よくテレビで見るサプライズ卒業式の風景といった感じだった。
一方のももクロは、今月で閉校するという全校児童5人の島根県の小学校に思い出作りのために足を運んだのだが、その反応があまりにも残念なものだったのだ。
児童たちが給食を楽しんでいる教室のドアを開け、メンバーたちが突然現れたのだが、児童たちは無言。メンバーたちも「こんにちは」と明るく入っていたが、その返答すら得られないという冷や汗ものの様子が放送された。
この両極端な反応の違いは、当然のようにネット上でも話題に。「ももクロは小学生にウケる曲を持ってないから仕方ない」「AKBは都会の女子高生。無難な選択」「ここにきて“紅白卒業”のダメージか!?」など、両グループの格差を面白がるコメントが並んでいる。
「どちらも学校からの要望で足を運んでいるわけですが、正直、訪問先が逆ならここまで公開処刑のようにはならなかったはず。それでもAKB48が訪れた洗足学園は東大合格者も出すほどの進学校だからなのか、生徒が『渡辺麻友と山本彩しか知らなかった』というツイートをしていたりもするので、現場に行ってみないと実際の認知度はわからないというリスクもあるでしょう」(芸能ライター)
最初の反応は残念すぎたものの、過疎化の進む芸能人などとは無縁の田舎の小学生が最初は何が起こっているかわからなかったという声もある。その後に紹介された集合写真やライブシーンでは、子供たちはももクロと一緒に満面の笑みを浮かべていただけに、メンバーもホッと一安心だったのではないだろうか。
(権田力也)