乃木坂46の妹分グループ・欅坂46が、来月6日に1stシングル「サイレントマジョリティー」をリリースする。それに先駆けて15日からユーチューブで同楽曲のミュージックビデオを期間限定で公開中なのだが、デビュー曲から思わぬ高評価の嵐となっている。
曲の雰囲気を一言で表すと、非常にクールでカッコいい系。乃木坂のデビュー曲「ぐるぐるカーテン」は、フレッシュでこれぞデビューシングルといったような初々しさが感じられたが、欅坂はその真逆をいったことになる。
同楽曲のタイトルは“静かな多数派”という意味があり、特に発言もせずに群れるタイプの人種を指すが、「大人たちに支配されるな」「群れていても始まらない」など、そこからの脱却を目指すという歌詞が印象的だ。そういった方向性で考えると、デビューしたばかりでまだ業界慣れしておらず、発言力もさほど高くない彼女たちにとってはマッチする世界観なのかもしれない。
そして、楽曲自体のファン評価も予想以上に高く、「一発目から期待のさらに上を超えてきた」「耳に残り過ぎてヘビロ必至」「秋元康も勝負かけてきてるな!」と大絶賛されている。
また、乃木坂との兼任ファンが多い同グループだが、そのファンたちからも「ヤバい…欅坂の新曲が良すぎて、流れちゃいそうかも」「今回は完全に欅坂がもっていっちゃったな」と欅坂のデビュー曲を推す声が非常に多いのだ。アイドル誌の記者も興奮気味に語る。
「乃木坂46の代表曲『制服のマネキン』と似たようなテイストの楽曲だと思います。乃木坂ファンの中には『“サイレント~”を乃木坂に欲しかった』という意見もありますが、平均年齢が若く、同楽曲のセンターを現在14歳でグループ最年少の平手友梨奈が堂々とした立ちっぷりを見せていることで、若者の力強さを上手く表現。メッセージ性も強く、欅坂にドンピシャにハマった一曲だと思います。ちなみに、平手は乃木坂の初代センターである生駒里奈のようなアイドルを目指して、欅坂に加入してきたという経緯があり、向上心が非常に高い。なんと、デビューシングルには彼女のソロ歌唱曲『山手線』が収録されています。デビューシングルでメンバーのソロ楽曲が収録されているということは乃木坂はもちろん、AKB48グループでも過去に例がなく、異例の大抜擢となっていますね。期待の逸材である平手が今後、グループの核になっていくことは間違いないでしょう」
17日に行われた同グループ初の単独ライブでも平手は「『乃木坂46のライバルになるくらいまできたね』って言ってもらえるグループになるように、上っていきたい」と力強く宣言。まさに、とんでもない新グループが始動したかもしれない!
(石田安竹)