お笑いコンビ「はんにゃ」の金田哲と川島章良が、4月4日放送の「しくじり先生 俺みたいになるな!!2時間スペシャル」(テレビ朝日系)に“大学生レベルなのに芸人になっちゃった先生”として出演。「自分の実力不足に気付かずに行動して大恥をかかないための授業」を行うことがわかった。
「ずくだんずんぶんぐんゲーム」のネタで、09年に女子中高生を中心に大ブレイク。“好きなお笑い芸人ランキング”でも1位を獲得するなど「ポスト・ナインティナイン」としてテレビに引っ張りだこの存在だった。
「2人は『爆笑レッドシアター』『ホメられてノビるくん』『キャンパスナイトフジ』などにレギュラー出演していたほか、初の冠番組『はんにゃのこの手があったか!』をスタートさせるなど、まさに時代の寵児として人気を博していました。その人気ぶりたるや、翌年にはんにゃ、ロッチ、フルーツポンチ、平成立川ボーイズの4組の中からオールナイトニッポンのレギュラーを賭けてリスナー投票が行われた際に、はんにゃが見事獲得したことでも伺えます」(テレビ誌記者)
しかし、雲行きが怪しくなってきたのはこの頃から。毎回ゲストを呼ばないと2時間もたない程のトーク下手は、鳴り物入りで始まったラジオ番組はわずか1年で打ち切られる事態に。さらに、テレビ番組も思いのほか視聴率が振るわず人気は急落していった。
「その後、どん底から再浮上したというのならば『しくじり先生』の起用も納得いきますが、現在も正直しくじったままの印象の二人が講師では、番組のコンセプトが揺らぎます。実際、番組ではんにゃの2人はしくじりの原因を『実力不足だった』『大学生レベル』の笑いの実力であったと分析したそうですが、これに対してもネット民から『大学生に失礼だ。もっと面白い大学生はたくさんいる』となじられるほどの現状。どん底から巻き返しているからこそ笑えるのであって、しくじったままでは笑えません。これにはさすがに番組サイドの“ネタ切れ感”も否めませんね」(エンタメ誌ライター)
深夜番組から始まりゴールデンタイムに進出。数々のテレビ業界での賞を受賞してきた「しくじり先生」だが、はんにゃ同様番組自体がしくじらないことを願うばかりだ。
(佐藤マコト)