今春の要注目女子アナは、テレビ朝日の青山愛だろう。青山アナは2011年に入社。同年8月から「報道ステーション」のお天気キャスター、14年4月から「報ステ」のスポーツキャスターを務めた。同キャスターを今年3月末で卒業し、10日スタートの新スポーツニュース番組「スポーツサンデー」のMCに抜擢されている。テレビ誌記者が言う。
「『スポーツサンデー』の初回は、2年間スポーツキャスターを務めてきた経験と実績をいかんなく発揮。相方の大西洋平アナとのコンビネーションも上々だった。『報ステ』時代にファンを魅了した右頬のえくぼも健在。あの笑顔に癒されるともっぱらです。本人は朝番組出演が初めてのため、『朝は未知の世界』とビビっていたんですが、『この番組で、小鳥のさえずりを目指したい』と意気込んでいる」
今年はオリンピックイヤーで、スポーツの注目度が大幅にアップする。4年に一度のスポーツの祭典を伝えるスポーツキャスターは、登場回数も激増必至で、局の花形といえる。
青山アナは京都大経済学部卒の才媛。海外在住歴13年の帰国子女で、英検1級のバイリンガルであり、通訳なしで外国人選手と会話ができる。そのため、局も彼女に大いに期待しているという。その期待の表れが「マツコ&有吉の怒り新党」への抜擢だともいう。あの夏目三久の後釜に青山を据えたのだ。
8日の初収録後の会見で、初バラエティ番組出演の青山アナは緊張の面持ち。「大きなプレッシャーと大きな不安を抱えて初収録に臨みましたが、マツコさんと有吉さんの温かな雰囲気と、時折飛んでくる鋭い突っ込みに助けられながら、無事収録を終えることができました」と語った。放送担当記者が語る。
「この番組は、マツコと有吉が吐き散らす毒舌の連発と、冷静かつ慎重に2人をさばく夏目のクールビューティーぶりが絶賛されていました。夏目ロスを口にするファンや夏目卒業に反発して番組絶縁を宣言する声がネットで拡散されるなど、ポスト夏目は誰を据えても批判が出るのは間違いなかった。青山アナは過酷な海外経験を経て、今では『どこの国でも生きていける』と豪語するほどの強心臓の持ち主。自信家で鼻っ柱が強く考え方は欧米流で、興奮すると英語がポンポン飛び出します。夏目のように受け流したり、笑い飛ばしたりとは全く違う化学反応を見せることになるでしょう。放送6年目になり、マンネリ化が囁かれていたこともあり、大胆なすげ替えとなりました。夏目ロスを公言する人にはそっぽを向かれるかもしれませんが、逆に新しいファンを開拓できるかもしれない。どんなさばき方をするか、見ものですよ」
青山アナは4月13日の放送から登場する。
(塩勢知央)