7月27日、歌舞伎座でディズニー映画「ジャングル・ブック」のプレミア上映会が開催された。
127年の歌舞伎座の歴史で初となる海外作品のイベントとなった同上映会。吹き替えを務めた松本幸四郎や宮沢りえ、伊勢谷友介らと共に、体調不良で休養していた西田敏行も復帰後初めて公の場に姿を現した。
頸椎亜脱臼手術と胆のう摘出手術を経て、復帰を果たした西田。体調について報道陣に聞かれ「万全です」と復調をアピールしていたが、現場で取材した多くの報道陣から「心配の声」が続出したという。
「西田自身、相当無理をしているんだなと感じました」と印象を語るのは、同イベントを取材した記者である。
「杖をついて登場したとか、12キロ痩せていたなどと報道されていますが、報道陣の間で話題となったのは、西田さんの目に力がなかったことです。『ジャングル・ブック』への思い入れが強いだけに、無理を押して出席したんでしょうが、もっとよくなるまで静養してもらいたいですね。心配で仕方ありません」
病と戦う名優の完全復活を心から祈りたい。
(白川健一)