お笑い芸人の猫ひろしが、ついにカンボジア代表として8月21日に行われるリオ五輪男子マラソンに出場する。猫は11年11月にカンボジア国籍を取得。翌12年2月の別府大分毎日マラソンで同国代表内定の規定タイムをクリアしたものの、国際陸上連盟のルールにより、同年に開催されたロンドン五輪への出場はかなわなかった。
だが、猫はその後もカンボジア代表としてアジア大会などに出場。約4年間にわたって同国のランナー1位の記録を死守し、今年5月にカンボジアで行われた代表選考大会でも優勝して、見事に代表の座を勝ち取ったのだ。
五輪本番を前に、各大手レコード会社が公式&非公式の応援ソングを続々と制作し、バックアップ体制も万全ながら、意外にも猫本人は周囲の過熱ぶりにかなり神経質になっているという。
「五輪には、公式スポンサー以外が五輪を宣伝や営利目的で利用することを禁止するルールがある。猫はそのことを気にしていて、公式応援ソングなどに関わることで五輪を利用していると思われないように神経をとがらせているそうです」(テレビ局関係者)
4年前の落選を受けて、生活拠点をカンボジアに移すなど、今回の五輪出場に向けて精力を傾けて来た猫だけに、神経質になるのも無理はないが、五輪本番での走りに悪影響を及ぼさなければいいのだが‥‥。
(しおさわ かつつね)