リオ五輪の女子マラソンで日本勢最上位の14位と健闘した福士加代子。しかし、ネット上ではそんな彼女に対して手厳しい声が多い。代表選考で揉めたことや、金メダルを期待させる発言があったことなどから、14位ではもの足りないというのが主な意見だ。
「ほかにも、ゴールの直後に『金メダル取れなかったあ! ほんとしんどかったあ!』『でも金メダル目指したから最後まで頑張れました』という、いささか能天気とも取れる答え方をしたことにカチンときた人がいたのかもしれません。福士は天然というかKYというか、明け透けな発言が多く嫌悪感を持たれやすいタイプですからね」(週刊誌記者)
福士はもともと5000メートルや10000メートルの陸上選手だったが、08年の大阪国際女子マラソンで初めてマラソンに挑戦。30キロまでは2位集団を大きく引き離して独走状態だったが、そこから一気にペースを落とし、何度も転倒しながら19位でゴールした。試合後、練習ではフルマラソンどころか継続して40キロ以上を走ったことがなかったことが報じられた。
「自分が出場する競技を全うしたこともなく本番に臨む姿勢に、視聴者のみならずスポーツマスコミの間でも福士を批判的に見る人が増えました。今回のリオ五輪の結果も、ほかの選手に比べて風当たりが強いのはそういった福士のランナー人生が起因しているのではないでしょうか」(スポーツライター)
マイペースな福士には、こういう周囲の視線など気にもならないのかもしれないが。
(伊藤その子)