まだまだ厳しい残暑が続く。そして夏バテもこれからじわりと表れてくる。心身ともにピリッとしない、そんな体調改善に優れものがあった。
先日もテレビ番組で取り上げられ反響を呼んでいたのが「氷酢たまねぎ」健康法。これまでもさまざまな番組で取り上げられてきた健康法だが、先日の「サタデープラス」(毎日放送)では、「氷酢玉ねぎ」1日3個を10日間食べ続けた結果、歌手・女優の早見優は、実年齢より7歳若かった血管年齢が実年齢より10歳、TKO木下は59歳まで老化していた血管が実年齢の42歳まで若返っていた。さらにさまざまな症状も改善されていたのだ。
この「氷酢たまねぎ」健康法に関しては、これまで「病気にならない!たまねぎ氷健康法」(村上祥子・著)、「有名医師も太鼓判!やせる!健康になる!酢たまねぎ 体に効くレシピ90」(藤田紘一郎・監修)などの健康本も出版されている。15年以上酢タマネギ食を続け、酢たまねぎブームの火付け役にもなった南越谷健身会クリニックの周東寛院長は、その効能をこう語っている。
「タマネギは血管内で血液が固まるのを防ぎ、血液をサラサラにする効果や血圧を下げる効果がある。それに血栓予防、血圧低下に効く酢に漬けることで、相乗効果が生まれ、さらに血圧や血糖値の改善なの効果が認められている」
女優のとよた真帆をはじめ、芸能界にも広がっているという玉ねぎ酢。今の時期に最適な「氷酢たまねぎ」の作り方を、料理評論家・村上祥子氏の著書から紹介しておこう。
〈材料はたまねぎ大2個、酢150ミリリットル、はちみつ100ミリリットル。玉ねぎの皮を剥いて4等分し、材料全部をミキサーに入れて混ぜ、ピューレ状にする。これを製氷皿に入れて、冷凍庫で一晩凍らせれば完成〉
村上氏は製氷皿で作った「酢たまねぎ氷」を、1日2個を目安に食べることを勧めている。好みにもよるだろうが、酢には黒酢を使用するほうが味がまろやかになるので、続けやすいかもしれない。
(谷川渓)